風の音(詩)

□詩
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蛙の日




晴れるとも

曇るとも言えない天気

元は雨であった湿気が

じめじめ と体をむしばみ

まとわりつく苦しみに

どうにもできない苛立ちを感じる

どこもかしこも じめじめ

逃れることのできない じめじめ

風の一つや二つではどうにもならない


そういえば今日蛙をみた

アスファルトに張り付いていた

水分が失われていた

こんなにも じめじめ しているのに

蛙には足りない

どうしようもなく苛苛する

今日この頃

夏の日





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