風の音(詩)
□詩
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口出し無用光り輝く太陽
その恵みを受け実る作物
夏の空気を肺いっぱいに吸い込んで
要るものと要らないものへ分別する
外国の空気を吸ったところで
うんざりするほど変り映えの無い空気
どこにでもある
蒼白い顔をして
場所なんて見当もつかず漂う
汗まみれの栄光をぶら下げて
要るものと要らないものを拾い集める
ため息は要らないもの
それすらも拾い集めて気まずさに溺れる
物事の評価
急いで慌てて与える評価
要るか要らないか
ルールは私が決める
【 解説 】