Street Blues (橙×青)
□Street Blues 前編
1ページ/10ページ
Side 青
こんにちは、元太です。
実は最近出たカラオケ番組で見事審査賞?みたいなものをいただき、なんとミシュラン3つ星とかいう、有名な高級フレンチのお食事券をもらいましたー!
ミシュランが何かは知らないけど、きっとむちゃくちゃ高くてうまいものってことでしょ?
フレンチはたぶん、、ステーキとか?
とにかく、ふつうは絶対に予約が取れない店だとか。
ただそのお食事券が2名さま分で、妹連れてこうかなとも思ったんだけど最近思春期で兄と一緒は恥ずかしいらしく、、
「絶対やだ!友達に見られたらはずかしい!」
と冷たくあしらわれてしまったのだ。
ちょっとさびしい。。
というわけで、俺の親友シンメである、海斗を誘うことにしました!
「か〜〜いとっ」
「んー?」
「一緒に美味しいご飯食べに行かない?奢るよ」
「えっお前が!?めずらしすぎない?」
「うそうそ!お食事券をさー、前のカラオケ番組でもらったんだよ。どう?平日限定だから、今夜でも!」
「おーいいよいいよ!やったーラッキー!」
海斗はフットワークが超軽くて、誘うと大体のってきてくれるからほんと好き。
お店の名前伝えて、あとは夜7時に現地集合ということにした。
一旦家帰って、おしゃれな服に着替えなくっちゃね〜
今は、ダンスの稽古だけだったから残念ながら上下ジャージ。
「じゃー海斗、またあとで!」
「おう!」
海斗に手を振って先に出ると、ノエルが「やっぱり松松かよー!」と後ろからちゃかすのが聞こえた。
そうだよ、やっぱり松松が一番♪