Wandafuru Virgin

□3話(後編2)
1ページ/14ページ


「その国家…で何が出来るんだい?」

「聞きたいのですか?」

「え?」

「聞かない方が自分たちの為でもある。
だけど、聞いておいて損もない」

そう言った乱歩さんと言われた男の人

「どういうことですか」

「愛純?」

あまり言いたくなんてないのだけれど

「私が言ってもいいのだよ?」

「治さん?」

「私も昨日お兄さんから聞いたばかりだから
にわかに信じ固いのだけど」

「でも…」

「「太宰さん?」」


あまり言いたくないあたしと
なんとなく分かっている乱歩さんと呼ばれた人
お兄様から聞いているといった治さん

「愛純のお兄さん、夏油さん、愛純も。国を動かす力があるというのは聞いたね」

「はい」

「小さな国を1つ滅ぼすなんて雑作でもない。
そして、それは小さな組織を滅ぼすといっても過言ではない
じゃあ、国や組織を滅ぼすには何を使うかって国の権限を使うの」

「「!?」」
「国の…権限…だと!」

「えぇ。階級証で、それを動かすとなれば
軍をも動かし、あたし達術師はてを汚すことも無く組織や国を滅ぼせてしまう」

「!!」

「お兄さんたちは、それを使って
愛純のポートマフィアでの実録を全て消しにすでに動いている」

「「!!」」

「愛純がポートマフィアにいた記録すら完全に消し去ることが出来るらしい」

「マジかよ」

「そこまでとは」

「1週間と言ったのは」
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ