Wandafuru Virgin

□1話
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◆〜おまけ〜◆

あの後探偵事務所に戻ると

「太宰」

「社長?」

威圧感のある表情であたしを見てきている和装の男性

「彼女は社員としては認めんぞ」

「大丈夫ですよ。社長」

そう言ってくれた太宰さん

「何?」

「社長」

そう言って来たのは、江戸川さんで

「彼女は、この間のアレよりもいいお守りをくれましたよ」

「何?」

壁に貼り付けた呪符を見て

「これは一体」

「簡単に入れるわけではありませんが。
この間回収したものよりも強い物を結界として張って貰っています。
事務員さんたちの体調も良くなってくると思いますよ」

「何だと」

「それが答えです」

そう言ったあたしに驚きを隠せていない社長

「でも、あんな物よりもこっちの方が実質良いんですよ。同じ環境で育ってきたあたしが言うんです。
間違いはないですよ」

そう言ったあたしの言葉は翌日に分かることになった

「なんか、ずっと体調がよくなかったのに、昨日からいいのよね」

って言う事務員さんが増えている

「五条」

「はい」

「説明が欲しい」

説明?

「だが、何故太宰が引っ付いている」

「社長。あまり突っ込まない方がいいよ」

そう言ってくれたのは江戸川さんで

「そうか。では五条」
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