Wandafuru Virgin
□1話
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東京からヨコハマに来たあたし
「(こんなデカい呪霊だなんてあたし聞いてないんだけどなぁ)」
住宅街に行けば、一般人に危害が及んでしまう
海に行っても山に行ってもそれは同じことだろう
それでも…
「”イツマデ…ニゲル…!”」
海の方まで逃げてくると、やはりあたしを追いかけてくる呪霊が3ビキ
「なるほど。3ビキくっついてあの大きさだったのね」
この大きさだったら
「風力術式…か…」
かまいたち。を出そうとしたときだった
「独歩銀客!フラッシュボム!」
その直後、来たもう1人の男の人も
「異能力――“人間失格”」
異能力…?
お兄様の言っていたものだわ
でも、お兄様が呪霊や術師には異能力は効かないと言っていたけど
「な!?」
「私の異能力すら聞いていないとはね」
「お前の異能が効かないなんて事あり得るのか」
「あり得るようだね。私の異能が効かない人間がいるなんて」
あたしに気づいていないのか
「風力術式。」
「「!?」」
「釜井達(かまいたち)」
そう言った瞬間あたしにまとっていた空気が刃になり呪霊の方へ飛んで消滅
「「な!?」」