*それぞれの艶物語*
□沖田総司 # 1-2
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沖田さんとの初夜の続きです!
(≧∀≦)ノ
「……○○さん」
彼は、私の手を握り締めたまま切なげに囁いた。
暗がりの中、気持ちを確かめ合うかのようにお互いに触れ合い、やがて、彼の手がゆっくりと私の肩に触れた。
「総司…さん……」
「もっとあなたに触れたい…何もかもを私に預けていただけますか?」
「……はい」
そう言うと、彼はまた優しい口付けをくれた。
微かに漏れる二人の息が、お互いの気持ちを高揚させていく…。
「……んっ…」
次第に、その柔らかい唇は首筋へと滑り、そのまま胸元を擽った。
「○○さんの香り……」
「あ…沖田さん…」
半ば、彼に手を引かれるようにして起き上がり、私は月明かりだけを頼りにゆっくりと着物を脱ぎはじめ、やがて、長襦袢だけになると、すぐに背後から抱きしめられた。
「……あっ…」
彼の温もりを背中に受けながら、逞しい腕に抱きしめられると同時に、耳朶を遊ばれながらゆっくりと長襦袢が脱がされ、次第に肩や胸元が大きく開かれていった。
「いい香りだ……」
そう言うと、彼はそっと肩に口付けを落とし、しなやかな指が私の胸を捉えた。その温かい手に触れられ、思わず我慢していた感情があふれ出していく。
「……んっ…沖田さん…」
「ずっと、○○さんに触れたかった…」
「私もです……」
背後から抱きすくめられたまま口付けをし、そのままゆっくりと押し倒された。さっきまでとは違う、少し激しい口付けに戸惑いながらも、彼の首に手を回しそれを受け止める。
彼の中に、こんなにも情熱的な一面があったなんて…。
彼に愛されている…。
そう、考えただけで再び涙が溢れ出した。
「好き…です…大…好きです…」
口付けをされながらも、そう言うと、彼は唇を離し、「私もです…」と、囁いた。
彼の熱い唇が、乳房を擽る度に自分でもびっくりするほどの声が漏れ、それと同時に、時々漏れる彼の掠れたような声を聴く度に理性を失っていく…。
「○○さん……」
彼の浴衣の帯が布団の上でだらしなく広がり、いつの間にかはだけた浴衣から端正な胸が見え始めると、私は彼の浴衣の前を掴み大胆にも激しく求めていた…。
「もっと、強く抱きしめて下さい…壊れてしまうくらいに…」
今までの気持ちを素直に伝えると、彼は答える代わりに狂おしいくらいの口付けをくれた。このまま、とけて無くなってしまってもいい…。
彼はひとしきり口付けをくれると、また耳元で囁いた。
「……あなたを…私だけのものにしてもいいですか?」
泣き笑いのような彼の頬に触れながら一つ頷くと、彼は着ていた浴衣を脱ぎ私にそっと被せてくれた。
「私……あの…初めてだから…」
「……私もです。あなたほど愛した人はいませんでしたから…正直に言うと、さっきから身体中の震えが止まらず…自分ではどうすることも出来ない。こんな思いは、初めてです…」
「沖田さん…」
思わずまた彼の頬に触れると、彼はその手を握り締めそっと口付けをくれた。
「だから、あなたを上手に抱くことは出来ないかもしれない。でも、私を受け入れてください…優しくしますから…」
「……はい…」
彼は微笑みながらまた私に口付けをすると、身体を起こし浴衣の下に隠れていた私の足を抱え込んだ。
「……っ…」
何度か彼を受け入れようとするが全身に力が入り、なかなか彼を受け入れることが出来ずにいた…。
「沖田さん…ごめんなさい…」
「無理はしないで下さい…」
そんな時だった……。
「あっ……」
ふと力が抜けて彼を受け入れられた瞬間、初めての感覚に思わず怖くなり彼の腕に触れた。
奥深くまで受け入れた途端、身体中に感じたことのない衝撃を受け背中を仰け反らせると、彼はゆっくりと私の身体を抱きしめた。
「……痛い…っ…」
「だ、大丈夫ですか……」
想像以上の痛みに耐えられず、彼の腕に力いっぱいしがみついていた時、彼の手がそっと私の頬に触れた。
「やはり、今夜は我慢します」
「沖田さん…」
彼は、私に長襦袢を被せると、私の身体にかかっていた浴衣を羽織りそのまま横に寄り添うと、「これからは、いつでもあなたに触れることが出来るのですから…」と、囁いた。
大切にされていることが嬉しくて、私は彼の胸元にそっと寄り添う…。
「ありがとう…沖田さん」
「お預けを食らうのは辛いですけどね…」
そう言うと、彼は私の髪を優しく撫でた。
「それにしても、まだ総司とは呼んで貰えないようだ…」
「沖田さんの方こそ、私をさん付けで呼んでましたよ」
私達はくすくすと笑い合うと、照れながらも改めてお互いの想いを確かめ合った。
すぐ傍にある温もりに触れながら……。
<終わり>
今回は、沖田さんということで…エロイシーンが浮かばず。・゚・(ノε`)・゚・。
いつか、再挑戦しちゅうきに(笑)
でも、やっぱ…沖田さんの艶シーンが思い浮かばない私です;