*それぞれの艶物語*
□坂本龍馬 #1-3
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<艶が〜る、妄想小説>
Tuya girl. if you want to meet me. Ryouma #1-3
龍馬さんと航海の旅に出て、薩摩の温泉でほっこりしていた主人公
その後、旅館に一泊することになった二人は…。
良かったら( *´艸`)
(アメブロ公開の続きです!)
上限の月を見上げながら、そんなことを考えていた時だった。
「○○……」
優しく囁かれ、すぐ隣にある大好きな彼を見つめる。
「月明かりに照らされたおまんは、まっこと綺麗じゃ」
「龍馬さん…」
そして、彼は私を見つめ、「……おまんを抱きたい」と、囁いた。
大好きな龍馬さんに触れられることを、どこかでいつも望んでいた…。
ずっと、触れたいとも思っていた。
でも、いざその時が来ると、少しだけ心が怯え始める…。
やがて、彼は私を抱き上げ布団の敷いてある部屋へと歩き出し、布団の上に横たえると、そっと隣りに寄り添ってきた。
「布団を敷いておいてくれたのですね…ありがとうございます」
「一刻も早く、○○を抱きたくてのう…」
二カッと笑顔で言うと、彼は私の髪に優しく触れた。
いつも、サラッと言う彼に苦笑してしまうけれど、素直に愛情表現が出来る彼がとても愛おしい…。
その優しい眼差しが真剣な表情に変わり、心臓が大きく跳ね始める。
「……しょうまっことしょうえいかえ(本当にいいのか)?」
「……はい」
「まだ夢でも見ちゅうようじゃ…」
泣き笑いのような表情で呟く彼の頬に触れ、私はゆっくりと瞼を閉じた。
「……○○」
彼は私の名前を愛おしそうに囁くと、そっと優しい口付けをくれた。その柔らかくて熱い口付けが、身も心も温める…。
「…んっ……」
思わず彼の首に手を回すと、口付けをされながらも帯締めをスルスルと解かれ始めた。彼の唇は、私の首筋を捉え、その息遣いを耳元で感じ次第に気持ちも高揚していく…。
「ほがな表情をされると、抑えることが出来なくなりそうぜよ…」
「……龍馬さん…」
やがて帯締めが解かれると、いったん上半身だけ起こされ今度は帯を解かれた。スルスルという音が緊張感を高めていく。
重たい着物もゆっくりと脱がされ、肌襦袢だけになり彼は改めて私に向き直ると優しく呟いた。
「寒くないがか?」
「はい…」
彼の体温を感じつつも、自分の身体が火照っていくのがわかった。その温もりは、紛れも無く彼の愛そのもので、その一つ一つを受け止める度に涙が出そうになるのだった。
「……どうしたんじゃ?」
今にも泣きそうな顔をしていたからだろう…。
彼は手を止めて私の顔を覗き込んだ。
胸の鼓動は激しくなり、身体の震えはまだ止まらない…けれど、彼に愛されていると実感出来たことが何よりも嬉しくて、私は彼の胸に手を添えてそっと寄り添う。
「嬉しくて…」
「……○○」
「龍馬さん…大好きです」
「わしも…○○が好きじゃ…」
それからまた彼は私に優しい口付けをくれると、胸元をゆっくりと開きはじめる。微かに開いた胸元は、谷間を強調させた。
「綺麗じゃ…」
彼の鼻先が胸の谷間に触れる度に、その感触に肩を震わせる。
「あまり見ないでください…恥ずかしいです」
「この色っぽい顔が見られのうなるのは、ちくとおよけない(惜しい)が…明かりを消そうか?」
私は無言で頷くと、彼は微笑みながら枕元にあった行灯の火を消した。暗がりの中、月明かりだけに照らされながらまた私をそっと抱きしめる。
「真っ暗で何も見えんぜよ…」
そういいながらも、彼はさっきよりも大胆に私の胸元を開きそこに口付けを落としてきた。
「……んんっ…くすぐったい…」
そして、その温かい手は優しく乳房を掴み、同時に熱い唇が敏感な部分に触れた。
「ああっ……龍馬…さ…ん」
「ようやく目が慣れて来たちや…おまんの可愛い身体が月明かりに照らされて白く輝いちょる…」
「……んっ…」
彼の息遣いが胸を同時にくすぐるたびに、身体が火照っていく。こちらからも、薄らと彼のシルエットが白く浮かび上がり、広い肩幅と大きな背中が動くのが見え、身も心も高揚していった。
やがて、腰紐を解かれ裾のあたりから捲られると、彼の手が私の太腿を優しく撫で始めた。初めての感触に、思わず彼の手首を掴んでお願いをする。
「……龍馬さん…私…」
「優しくするき、何も心配はいらんよ」
彼は、私が初めてなのだということを察してくれたのか、そう優しく呟いた。
「ただ、今までおまんをうだく(抱く)のを我慢して来たき、途中で止まらんようになるやもしれん。そん時は許しとおせ…」
暗がりで彼の表情は分からなかったが、その声はいつもの明るいそれとは違い、落ち着いた口調だった。
「ここにも触れたい…えいか?」
「……はい」
こことはどこのことなのか、いまいち分からないままだったが、私の返事を得て彼は秘部へそっと触れてきた。
「……もう、こがーに濡れちゅう…」
「ああっ……」
「わしを感じてくれちょったがか…」
「……龍馬さんが好きだから…」
すると、彼は私にまた熱い口付けをし、やがてその唇は喉元へと移り…胸元を通って秘部へと滑っていった。
「あっ……そこは…」
「もっとわしを感じて欲しいちや…」
「いや……」
小さな抵抗も届かず、彼の唇と熱い舌で愛され、快感に身を捩じらせながら喘いだ。
「あああっ……んっ…」
「やっぱり…明かりを消さんほうが良かったが…おまんの色っぽい顔が見えんき」
少し不貞腐れたような口調でポツリと呟くと、彼は体制を変えながら自分で着物を捲り上げ、私の両足を優しく開きはじめる。
「○○……もう、堪えきれんぜよ…わしを受け止めてくれるか?」
ほんの少し息を荒げながら、彼は私の両足を優しく抱え込み自分のそれをあてがう…。その初めての感触に、思わず身体を震わせた。
「……私を…いっぱい愛して下さい…」
それが合図かのように、彼のそれがゆっくりと私の中へ入ってきた。
「……いっ……」
「……○○」
彼はそのままの状態で私に覆いかぶさると、「わしに触れていればえい」と言い、優しい口付けをくれる。私は、彼の肩に触れながら全身の力を抜きそれを受け止めた。
やがて、肩に置いていた両手を背中に回すと、彼は腰をそっと動かし始めた。
「……くっ……」
初めて聴く彼の切なげな声に、私の感情もこれ以上無いほど高まっていく。彼を受け入れられたことがとても嬉しくて…。
「……あ…龍馬さん…」
「まだ痛むか?」
「少し痛いですけど…龍馬さんをちゃんと受け止めたい…」
彼は腰を動かしながら私の胸に触れ、その唇は私の唇を捉えた。その口付けは、今までのものとは違い、彼の想いそのものを受け止めているようだった。
「○○……っ…」
切なげな息を漏らす彼の声を聴く度に、今までに感じたことの無い感覚に囚われていく。
「あああっ…りょ、龍馬さん…」
「……○○、好きじゃ…」
息を弾ませながらそう言うと、彼は上半身を起こし体勢を変え、再び私の両足を抱え込んだ。そして、少しずつ腰の動きも速まり彼の声もその大きさを増していく。
それから、二人の息遣いは徐々に高まり…。
やがて、月明かりの中で一つに重なったままお互いの想いを受け止め合ったのだった。
「……はぁ…はぁ…」
私の隣で仰向けになり息を整える彼を見つめ、くすくすと声を出して笑うと、彼は不思議そうに私を見た。
「ん、どうしたんじゃ?」
「いえ、何でもありません」
「何じゃ、気になるき…」
「龍馬さん……素敵でしたよ」
「……惚れ直したがか?」
悪戯っぽい笑顔で言う彼を見つめながら、私は厚い胸にそっと寄り添うと、彼はこちらを向き私の手を握りしめた。
「○○……わしの…」
「……えっ?」
彼はそう言いかけて、私の手にそっと口付けをすると、「わしの嫁さんにならんか」と、呟いた。
その思いがけない一言に、思わず涙が溢れ出す。
「……龍馬…さん」
「……わしは、これからも…おまんと一緒に同じ方向を見て、同じように歩いて行きたいと思っちゅう……どうじゃ?」
答える代わりに、私の手を握り締めている彼の手を握り返しその大きな手に口付けをした。
大好きな人からの告白に、これ以上無いほどの嬉しさでいっぱいになる。
ずっと聞きたかった…その一言。
「幸せにしてくださいね…」
「おう、もうおまんを絶対に離さんぜよ」
この人についていけば、必ず幸せになれる…。
この人となら、どんな苦難も乗り越えられる…。
二人の未来がどんなものであろうとも、この笑顔と一緒なら…。
<おわり>
お粗末さまでした!
。・゚・(*ノД`*)・゚・。