企画小説

□異常?
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バキッ、ドサッ、



とある早朝、氷帝学園中等部裏庭で打撃音が響いていた。

何かを壊すような
砕くような
折るような
潰すような音。




「なぁ、おまえさぁ、なまえに告ったんだって?ねぇ、なんでぇ〜?そうゆうのマジ許せないC〜」

一人の男を見下ろす金髪の少年。



「なんや、たいしたことあらへんなァ」

藍色の髪で関西弁を話す丸眼鏡の男。



「ったく、自業自得。激ダサ。」

長髪で鋭い目で見下ろす男。


「俺らの中に入り込もうとするからだろ、なまえはお前には不釣り合いだぜ。アーン?」

泣きボクロでこの学校のトップを任されている生徒会長さま。




「ほんっとさ――、何な訳?俺さぁ、お前がなまえに告ったって聞いたときマジでテメェを殺そうと思ったんだぜ?………なまえにフられてよかったなぁ、―――告白オーケーされてたら、お前、















死んでたぞ?」

ことの発端であるワインレッドのおかっぱ頭の少年は静かに、そして狂気を含んだ目で男を見下ろしながら、そう吐き捨てた。



「失せるんだな。二度と俺らの前に現れるな。………氷帝から去れ。……その方が、幸せ、だと思うがな。」





これまで俺らは幾度となくなまえに告白したやつらを消してきた。

消すっていっても殺すわけじゃない。あいつに知られたら嫌われて軽蔑した目で見られるだろうし、縁も切られるかもしれないから。



いつも暴力を振るわれた男は最後に必ず「異常だ」と言ってから去っていく。


………異常だ?俺らはただ許せないだけだ。俺らの中に入ってくるやつらが。


見知らぬ輩が、そう易々となまえの愛をもらっていいはずがない。


これからもなまえに近づくやつらは全力で潰さなきゃな?



クソクソッ、血でベタベタ。シャワールームに行って洗ってくるか。




異常?




(なまえ、なまえなまえなまえなまえなまえなまえなまえなまえなまえなまえなまえなまえ)(ただ、俺はお前を愛してるだけなんだ。)














あとがき


可愛い岳人はどこへ消えたんだ………orz


相互記念にとリクエストされた依存夢を書いてみたものの、2か月程経ってしまった。


うららちゃん、遅くなった上にこんな駄文でごめんね(泣)


よかったらもらっちゃってください!



―――――――――――――



《うららゾーン》←


ってことで、ありがたく頂戴しました^^


相互リンクしてもらった時に、蘭にリクエストいただいて1つお話かかせていただいて。



その時に私からも1つ、こんなの読んでみたい!ってお願いしてたんですー!

待ってたよ!本当にありがとう!


岳人の依存っぷりが最高でございます!!!




【うちの設定(岳人双子妹)で岳人が異常なまでにヒロインに依存する。】

っていうのを、蘭がかくとどうなるのか、読んでみたかったんですよね〜。


本当に、蘭のかく“依存”の話は好きです、ぞくぞくする←







蘭の経営するサイト『アメジスト』へは、トップ画面‘外の世界へ’から行けます。



蘭、素敵な作品を、本当にどうもありがとう!

これからもよろしくお願いしますっ!!!





それでは、みなさん、また会う日まで。←






【追記】

蘭の経営していたサイト『アメジスト』は閉鎖され、今は『CIEL』と名前&URLを変えて活動しております。前までと同じように、外の世界へ、から飛べますので、そちらにお願い致します。





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