Dream.S

□ろまんてぃっくな王子様
1ページ/5ページ

WH「麻衣ー!!」

麻衣「っぶは!!」


玄関のドアを開けると同時に
飛びついてきたウヒョン。

あぁあ…超色気のない声
でちゃったよぉ(ToT)


WH「麻衣ってばもぉ!!
かーわーいーいー♪」

むにゅっと私の頬をつまむと
楽しそうににこにこ笑う。

あれが可愛いって…耳おかしいよ?



麻衣「ウヒョン…悪趣味。」

そう言って口を尖らせれば

WH「悪趣味じゃないし、
麻衣の可愛さは
俺だけがわかればいいの。
そうじゃないと麻衣を
俺だけのものにできないだろ?」

とか
甘ったるい台詞を言ってのける。


麻衣「はいはいどーも。」

最初こそ
ドキドキしてたものの、
最近ではすっかり慣れっこに。

ウヒョンだって
そんな私に気づいてるはずなのに
毎回のように言ってくるもんだから
すごいと思う。
(恥ずかしくないのかね?)


WH「くふふ、
照れ屋さんだなぁもうっ!!」

麻衣「ぐぇ!!
ちょ、ウヒョン苦しい!!」

WH「胸が苦しいって?
それはね、俺を愛してる証拠だよ。」

麻衣「そうだね、
そうかもしれないね。うん。」

WH「あー信じてないでしょ!
ったく、麻衣の
意地っ張りぃっ☆」


ぎゅー…


私の首筋に顔をうずめる。

前髪が首にかかってくすぐったい。


麻衣「んっ…やだ、
くすぐったいよっ。」

少し彼の肩を押して
身をよじると、

WH「それ…誘ってんの?」

さっきまでとは
全然違う色っぽい声。


切り替え速っ!?
ウヒョンてそういうとこ器用だよなぁ。


WH「ね、聞いてる?」

麻衣「ふぇ?なにが…っ、」



突然塞がれた口。

びっくりして
ウヒョンの胸を叩くと、

WH「なに?もっと?」

にやっと笑った
ウヒョンはもう一度唇を重ねた。


麻衣「ん…んむっ…。」

はむはむと私の下唇を挟んだり、
角度を変えて、何度も、何度も。


あぅ、頭くらくらする…。


なんて思った瞬間、
名残惜しそうにやっと顔が離れた。

急いで酸素補充。


麻衣「っはぁ…もう、
苦しいってば。」

WH「ごめん、止められなくて^^」



…そんな爽やかな
笑顔で言われちゃうと…。

麻衣「あ、あっそ!///」

こう言うしかないじゃない。


WH「顔真っ赤だよ?
俺のキスで熱くなっちゃった?」

麻衣「ちっ、違うもんっ///」

にやにやすんな
このピョンテぇぇえ!!



WH「だったらさ、
いっそのこと…二人で
もっと熱くなっちゃお♪」

麻衣「ぅっ、わ!!?」



ひょいっと、お姫様抱っこ。

そして強制連行された先には…


WH「麻衣、愛してるよ…。」

麻衣「う、うん…。
私も愛して、る…///」





甘くて甘くて、
溶けてしまいそうなほどに。

ううん、もう溶けてるね。


ずっとずっと
この幸せが続いたらいいのに、

ずっとずっと
ウヒョンと一緒にいたい、

そんなことを思い始めたこの頃。


でもそんなの…叶わない夢なのかな…。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ