Dream.S
□星降る夜に
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窓の外を流れていく、
幻想的な風景。
真っ暗な空に浮かぶ大きな月と、
いくつもの輝く星。
麻衣「綺麗…。」
私がそうつぶやくと、
運転席に座るウヒョンが
視線を前に向けたまま頷いた。
WH「来てよかっただろ。」
麻衣「うんっ。」
信号が赤に変わり車が止まると、
ウヒョンが体を乗り出して
助手席の窓から外を眺めた。
WH「おぉ〜!!!すげー!」
麻衣「う、うん///」
ち…近いっ!!
なんでわざわざこっちから…///
運転席の方から見ればいいじゃん!!
付き合い始めてもう1年半なのに、
まだこういうことには慣れない。
心臓ばっくばくだよ〜((汗
でも
私がこんな状態になってるなんて
知る由もないウヒョンは、
まったく動く気配なし。
それどころか
首筋に息がかかってくすぐったい。
やばい。変な汗出てきた。
麻衣「しっ、信号!!!
もう青になるから!!」
ぐいっとウヒョンの体を押し返せば、
彼はにやり、と妖しく笑う。
WH「ったく〜、可愛すぎ^^」
麻衣「っ〜!?///」
くしゃくしゃと頭を撫でられる。
…だめだ。
心臓がもたない…。