Dream.S

□仕方ないでしょ?
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麻衣「……。」

MS「zzz…。」



ミョンスが、来た。


うん。嬉しいよ。

あれだけ会いたかったんだもん。

そりゃ、嬉しいよ?


でもさ…






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麻衣「え、みょ、ミョンス!?」

MS「麻衣、久しぶり。」

ふにゃっと笑うと、
躊躇うことなく足を踏み入れる。

あれ、
すごくあっさりだな。


麻衣「今日…仕事は?」

MS「ん?休み。」


短くそれだけ言うと、
ばふっとソファに倒れ込んだ。

麻衣「ミョン…、」

MS「…zzz。」



麻衣「嘘…でしょ。」

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それで、今に至る。


確かにさ…
疲れてるのは分かるよ。

きっと、
忙しくて寝る暇もなかったんだよね。

久々の休みだから
思う存分寝たいんだよね。

…わかってる、よ…。




でも、やっぱり…






麻衣「ミョンスの、ぱぼ。」


重い女だって思われたくないから、
そっと、小さく呟く。

こんなの、
私の自分勝手なわがままだよ…。




無意識に流れていた涙を
服の袖で拭うと、


ひとり、寝室にこもった。
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