Cover girl

□BAD TIMING
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WH「じゃ、これ終わったら
練習問題のプリントやってー。」



にこっ、とアイドルのような
微笑みを浮かべる先生。


SK(ふーん…こいつか。)

優のクラスの新しい担任。


優の話を聞いて
いろいろ想像はしてたけど…。

うん。
なんか、ね。



WH「あれっ?ありゃ?」

教卓の上の資料を
漁りながら首を傾げる。

そんな仕草もなんかむかつく…。


WH「ごめん、職員室に
プリント置いてきたみたい。」


教室のあちこちで
女子の落胆する声が聞こえる。

なんだよ、そんなに
こいつを見ていたいのか??


SK(俺にはなんの魅力も
感じねぇけどなぁ…。)

まぁ、感じてる方がやばいけど。


じゃあ取りに行ってる間は自由か、
俺も腹減ったし…早弁しよ。



WH「キム・ソンギュ。」

SK「っはい!?」

いきなり名前を呼ばれて、
思わず声が裏返りそうになった。



WH「悪いけど、
職員室に行って取ってきてくれる?」


なんで俺なんだよ、と
顔をしかめると
笑顔のままで黒板を叩いた。

WH「日直だろ?」




なんていうバッドタイミング。
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