Cover girl
□オトナでコドモ
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優「ドンウせ〜んせっ!!」
DW「どわっ、ノックしろよ!!」
慌てて生徒たちの
身体測定の結果の紙を隠す。
いや、やましいことしてたわけじゃないからね?
ただチェックしてただけだよ?
優「そんな…私と先生の関係で
今更ノックなんて、ねぇ?」
色気のある表情で言う優。
…ったくこいつは…。
DW「…そーゆー
誤解されるようなこと言うな。」
ぱっぱっと机の上を片付けると、
俺の隣の椅子を軽く引いてやる。
そうすれば
優は子供みたいに
ぱあぁっと顔を輝かせた。
優「えへへ、
やっぱりドンウ先生最高^^」
DW「ん、ありがと。」
まぁ、教師としてはどうなのって
感じだけどな。
薬品の匂いでいっぱいのこの部屋、
保健室が俺の居場所。
職員室にいてもいいんだけどさ、
いつ誰が怪我するかわかんないし。
保健の先生たるもの、
ここを第2のホームにしなくては。
優「じゃん、
どう?これ上手にできてるでしょ。」
DW「おぉ!!美味そうじゃん^^」
ふたを開けると、
カラフルで美味しそうなお弁当。
おかずを箸で挟むと
楽しそうに笑った優。
優「あーん。」
DW「はは、さんきゅ。」
あーん、と口を開けると、
優が食べさせてくれた。
DW「んぐ、美味い!!」
優「ほんと!?よかったぁ!!」
そうしてまた、
子供みたいに笑った。