Cover girl
□理由
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WH「じゃ、名前呼ぶから、
元気に返事しろよ〜。」
名前…呼ばれるのか。
この人に…このイケメン先生に。
ちらっと周りの女の子を見ると、
きらきらした瞳で先生を見つめていた。
そりゃそうだよ。
だってこの人超かっこいいもん。
この私が言うんだから間違いない。
WH「早乙女優。」
キ、キターーー!!
湧き上がる興奮を抑えながら、
いつも通り冷静に返事をした。
優「はい。」
すると、
先生はじっと私を見つめた。
えっ?何、一目惚れってヤツ?
きゃはー♥いくら私が可愛いからってダメよっ!!
だって私は生徒なんだからっ!
SY「優…大丈夫か?」
MS「一人でにやにやして…気持ち悪いよ。」
優「私を見てたあんたの方が気持ち悪いわよ。」
ホントこいつらは…。
特にキム・ミョンス、私に勝てないからって…哀れだわ。
「起立、礼ー。」
委員長の号令に合わせて
適当に頭を下げ、
また座ろうとした、その時だった。
WH「早乙女、ちょっといい?」
頭上から聞こえてきた、優しい声。
優「え…。」
見上げると、
目の前には素敵な胸k…先生が。
……その微笑み、反則だよ。