Cover girl
□真っ白なのは心ではなく
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SY「優!!!おっはよ〜♪
今日も可愛いよー♥」
おかまいなしに俺を無視して
優に抱きつこうとするソンヨル。
優「寄るな変態。」
言葉の暴力と身体的な暴力を
同時に受けたソンヨルは、
ぐはぁ、と間抜けな声を出すと、
前のめりになって倒れた。
SY「優〜!
ちょっとは加減しろよっ!!
つーかスカートで足技使うか!?」
ちょっと嬉しそうな笑顔でそう言う。
ホント変態だ。
これだけは優と意見が合う。
優「それでは皆さん、
私はあなた達に構っていられるほど暇じゃないので。
失礼いたしますわ♥」
わざとらしく言うと、
くるりと背を向けて歩き出した。
…そう。
こいつがどうしても俺が勝てない相手、
早乙女優。
SY「なぁミョンス…。」
MS「ん?」
復活したソンヨルが
こそっと耳元で囁いた。
SY「優のパンツ…
真っ白だった…♥///」
…これだから学習しない奴は困る。
MS「黙れ。寄るな変態。」
俺は気持ち悪く笑うソンヨルに
冷たく言い放つと、
教室に向かって歩き出した。