Cover girl
□真っ白なのは心ではなく
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いつにもまして騒がしい廊下。
あぁそっか、
今日はテストの結果が
張り出されてるんだっけ。
人の波をかき分けるようにして
壁を見上げた。
MS「2位…か。」
いつも通りの結果だな。
俺が2位。
つまり…あいつが1位ということ。
ムカつくけど、
俺はあいつに勝てたことがない。
SY「ミョンスー!!おっはよ〜ん!」
間の抜けた声とともにやってきたのは、同じクラスのソンヨル。
朝からテンション高すぎて
ついていけない、
てか、うざい。
SY「ミョンス2位じゃん!!
さっすがぁ!」
ばしん、と俺の背中を叩く。
やめろ。制服クリーニングしたばっかりなんだから。
SY「でも、 1位はやっぱり
優なんだな。
あいつってさ、何もやってないっぽいのにいつも1位だよな。
絶対裏ではガリ勉なんだって!」
目を輝かせながら
興奮気味に熱く語る。
MS「でもあいつはー…。」
その瞬間、
背中にすごい衝撃を受けた。
優「あら、いたの?
存在感無さすぎてわかんなかったぁ!」