Cover girl

□恋ふ請ふ
3ページ/3ページ

ぱくっと
クッキーを頬張った優が
思い出したように手を叩いた。

優「ね、
ほんとに付き合ってないの!?
私てっきり…。」

SY「ほんとだよ。
早とちりもいいとこだろ…。」

優「えーそうだったんだー。
キム・ミョンスは知ってたぁ?
びっくりだよねー。」

MS「…………。」 

SY「ん?ミョンス?」

優「(ちっ)ミョンス、
知らなかったよねー驚きだよねー。」

MS「え、俺は知ってたけど?」


なんなんだこいつらは。

ていうかまじ
にやにやすんなよミョンスめぇぇえ!

優「はぁ!?知ってたなら
なんで昨日…。」

MS「だって面白かったから。」

ため息をついて
別にいいけどさ、とぼやく優。

 

昨日…
もしかして保健室で何かあったのか?

保健室とか…
変な方向にしか考えられねぇよ!?


優「ん〜美味しい!」

MS「俺にもちょうだい。」

優「やだね。」

MS「あーんしてくれてもいいよ。」

優「黙れ。」



なんか…置いて行かれたみたい。


ミョンスはちらりと俺を一瞥すると
にやりと妖しく笑った。

……なんだ?


MS「ほら、」

優「あ、ちょっと!!」


ぐいっと腕を引っ張って、
そのままミョンスの口元に。





……嘘だろ。



MS「ん、美味い。
(は、俺の勝ちだな。)」

優「おおおおおまおまおま…
変態ソンヨルの同胞か!!」

MS「一緒にしないでよ。」 

SY「……(ぽかーん)」




これは俺…

かなり本気でいかないと
やばいみたいだ。


絶対にミョンスには譲らない、
と改めて決意したのだった。




SY「俺にもあーん!!」

優&MS「ふざけんな。」

SY(こんにゃろぉミョンスぅぅ!)
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ