Cover girl

□いつからか、いつか
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WH「ミョンス、どーした?」

MS「は。」


思いっきり不機嫌な声が出てしまった。

ミョンス、って…呼び捨てかよ。

まだ1週間もたってないのに。
馴れ馴れしい…やっぱ嫌いだ。


WH「ずっと上の空だから、
なんか嫌なことでもあったのか?」

MS「…大丈夫ですから。」

そう言って立ち上がろうとしたのに、
ヤツが先に座り込みやがったから
動くに動けなくなる。

なんだよもう。


WH「ソンヨルもぼーっとしてたな。」

MS「さぁ…関係ないですから。」

WH「ふ、そっか。」


相手するのも面倒くさくて、
視線を合わせずに適当に返事する。

早く帰ってくれないかな。


WH「なぁ、気になってたんだけどさ、
何でお前ら優と仲いいの?」


真剣な眼差しになったかと思えば、
ぐいっと顔を寄せてくる。

え、何その質問。



WH「優もお前らとは
楽しそうに話すのに、
俺に対しては冷たいんだよなー。
セクハラーとか言ってさぁ。」

MS(セクハラは
ほんとのことじゃん…。)


つーかさっきから優、優
って何なんだよ。

いらいらする。

それに、楽しそうなのか、アレ?



つい眉間にしわを寄せると、
先生がくくくっ、と笑った。

WH「お前、ほんとわかりやすいな。」

MS「はぁ?わかりやすい?」

WH「おぉ、かなり。」


まぁソンヨルもだけどなー、
と楽しそうに笑顔を浮かべる。

ちょっと、
一緒にしないでほしいんですけど。


WH「あ、今一緒にすんなー!!って
思ったでしょ。」

MS「…っ!!」

WH「え、まじ?当たり!?
いえぇーいっ♪はっははは!!」




…………大嫌いだ、こんなヤツ。
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