Cover girl
□法則なんて、通用しない。
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SJ「優ぬなぁ〜!!」
可愛らしい女の子の声と、
とびっきりの笑顔を浮かべて走ってくる
あれ?女の子?
優「ソンジョン!!」
WH「うおぁ!」
俺の胸に無理矢理
プリントを押し付けると、
その子のもとへと走っていった。
優「会いたかったー!!」
SJ「僕もだよ、ぬなっ♥」
ぎゅうううぅっ
と効果音が聞こえてきそうなほど
きつく抱き合う二人。
SJ「ぬなぁ〜♬」
優「ソンジョン、
くすぐったいよっ///」
え、あれ、
優の胸に顔埋めちゃってね?
ちょ、教師の前で何してんだこいつら!!
SJ「…もしかして、
新しい担任の先生?」
優「うん、見た目通り変態だから
うかつに近寄らない方がいいよ。」
WH「おいおいおーい、
なんだよその紹介の仕方!
つーか見た目通りって何だよ!?」
てか
俺、男に興味ねぇっての!!
(いや、男なのか?あの子?)
SJ「僕、1年3組のイ・ソンジョンです。
よろしくお願いしますっ^^」
にこ、と可愛いその笑顔は、
その辺の女の子より輝いて見えた。
WH「よろしくな。」
(やべ、まじ可愛いんですけど。)
優「あ、今
卑猥なこと考えたでしょ。」
SJ「えー、僕、やだぁ。」
うわ。
(軽く当たってるけど)ひどい!
優「それより、ソンジョンの担任、
しつこすぎるんだけど。
どうにかしてくれない?」
SJ「え、ホヤ先生のこと?
もしかしてまだ陸上のことを?」
そういえば、
ホヤ先生は1−3の担任だったっけ。
んん?陸上?
SJ「まぁ、
ぬなレベルの人って少ないから、
どうしても入って欲しいんでしょ。
ホヤ先生こだわり強いし。」
優「だからって…
陸上部に入る気なんて0なんだけど。」
WH「は!?陸上部!?」
まさか、
さっきのアレ、部活勧誘だったわけ!?
SJ「ぬなは、運動神経抜群だもんね♪」
優「まぁねっ((ニヤ」
嘘だろ。
頭いい奴は運動音痴っていう法則は!?
↑失礼ですよ!
優「私にできないことは、
ないんですから。」
そう言うと、
妖しく笑った。
こいつなら、
本当にそうかもしれない、
なんて思ってしまったんだ。
HY(優ー!)
優(げ!また来た!)
SJ(先生ダメ!!僕のぬなに触んないで!)
WH(こいつ…最強かも。)