その他
□紫の侍
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「突然失敬。おじゃまするでござる。」
言葉通り突然やって来た紫色の長い髪の青年。
言葉遣いが大分変なんだけどな…。
「カイト殿はいらっしゃるでござるか?」
「へ?カイ兄?今リビングにいるけど。」
俺の言葉を聞いてすぐリビングに向かおうとする青年。
…もちろん土足厳禁なため、横にいたメイ姉に殴られる。
「靴を脱いで上がってくださる?お侍さん。」
「す、すまぬでござる。」
「メイ姉、お侍さんって?」
「日本に昔すんでたといわれる、彼のような言葉遣いと格好をしてる男の人のことよ。」
「へぇ〜。」
「カイト殿〜〜!!」
「あ、ちょっとお侍さんっ!!」