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□片割れ
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悟side
倒れた瞬間に誰か懐かしい声で名前を呼ばれた気がした
あれからとても長い夢を見てる
父さんや母さんがいたころ
森でであった友
懐かしい思い出がいっぱいだった
ぱち・・・
「お、おぉ!!じいさんっ!!悟起きたぞっ!!」
頭にがんがん響く・・・
どっかで聞いた声
ぼやけた視界がだんだん明確になっていく
「お、起きたか!!小僧!!心配かけよって・・・!!!」
扉の向こうから大柄のおじさんが来る
「小僧って言うなよ、ジジィ。心配してねーくせに。」
そのおじさんは紛れもなくおれのじいちゃん。
もう今年で60代後半なのにそれを感じさせないほど若々しい。
普通の老人はもうしわもあって頼りない感じだけどうちのジジィは現役みたいに強い
「おい、サトル、何てこと言うんだ。おじいさんずっと心配してたんだで?」
奥のほうからタイシがおれを怒る
「うそだろ?ジジィが??」
「これっ!!」
ぼかんっ
「いってぇ〜〜!!!殴るなよっ、いきなりっ!!」
「じいちゃんに心配かけたからじゃ!!」
「だからしてねーだろって!!」
するともう一つ殴られた
「いってぇ〜〜〜!!!殴んなって・・!!」
殴られた方向にじいちゃんはいなくって・・
そこにいたのは・・・・
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