novel

□甘味
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今日は久々のオフ・・・

ミーがゆっくり出来る唯一の時間・・・の筈でした。






〜一時間前〜


バタンッ



・・・、ミーの幻聴でしょうかねー?

ドアを開ける音が聞こえたような…

…、気のせいですよねー

そうやって、本を読み直すミー。

「無視すんじゃねーよ、蛙」

グサッ


「っで、先輩ー、止めてくださいー
 それにミーは蛙じゃ無いですー」

相変わらず、この堕王子は五月蠅い。


「ンな事どうでもいいの!
 それより、王子とイイコトしようぜ」

そう言って、抵抗空しく先輩の部屋のベッドへと連行されたミー。

………、グッバイ、ミーの平和な休日…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
…ミーは今、先輩の部屋で縛られていますー

しかも、ワイヤーで・・・

うぅ、腕が痛いですー


現在進行形でベル先輩はどこかに行っているので部屋にはミー一人。

言うのなら「放置プレイ」と言う奴でしょうか…

に、しても・・・寒い。

全裸で一時間も放置されるミーの身になりやがれクソ堕王子が・・・



がちゃ



…、またしても扉の開く音

音の主は・・・見なくても分かる。


「しししっ、イイモンもって来てやったぜ」

なんだろー、ものすごく嫌な予感がしますー


あぁ、ナップルの幻聴まで聞こえて来ました・・・・

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