真恋愛人

□第84話〜明桜祭の準備〜
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―今日から本格的に明桜祭の準備が始まった。
みんなそれぞれのクラスで協力して飾りつけ等をしている
明後日の明桜祭に向けて―


女)海里さーんそっちの飾り付けやってー

海)あ、はい・・・


昨日、あの後もずっと眠れなかった
雅司君がいきなりあんなことするから・・・
おかげで目の下にはくまできるし、教室入りづらいし、まともに顔合わせられないじゃない!もうっ!ホント最低な人!

女)咲本さん危ない!

海)え

ドサドサッ!

海)・・・・ったぁ;

女)大丈夫?;


どうやらボーっとしていて棚から落ちてくる本に気づかず当たってしまったらしい・・・・

女)ホント大丈夫?何かボーッとしてたみたいだけど・・・・

海)あはは; 大丈夫;

ハァ・・・・

愛)海里ちゃーん!見てみて!

海)あ、愛里ちゃん!?

愛)えへへ// 今日入ったの!どう?似合うでしょ♪

そこには、明桜祭のために用意したメイド服を着た愛里の姿があった

彩)愛里ー?あ、いたいた こんなとこで何してんのよ・・・・

海)彩乃ちゃん・・・・

彩)っ・・・・ほら行くよ愛里っまだ準備終わってないんだから;

愛)わかってるよー^^ じゃあねっ海里ちゃん♪

海)あ、うん・・・・


彩乃ちゃん・・・・やっぱり私のこと避けてるよね・・・?当たり前だけど・・・・
っ・・・それに、知られてないとはいえ、雅司君とキスしてしまったし・・・・
雅司君からだったけど、自分にも隙があった。

ハァ・・・・

愛)・・・彩乃?どうしたの・・・?

彩)何でもない。ただ、あんまり咲元さんに会いたくないの・・・

愛)・・・・・。

それはそうだよね、と言おうとしたが何かが喉を詰まらせた
自分でも気づいている
海里と雅司のことを・・・・
海里は雅司のことをどうも思っていなくても、雅司は海里に興味があるのは見て分かる。かと言って自分に何か出来るわけでもない

愛)・・・ごめん、彩乃

彩)へ・・・?

愛)私彩乃に何もしてあげられなくて・・・

彩)愛里・・・?

愛)ううん、何でもない!早く残りの飾り付けやろ!

彩)・・・・うんっ



一方こちらでも・・・


―二年三組―

女d)萌ー、どうしたの最近、紗江とあんま話してないみたいじゃん?

萌)んー?何か、ね・・・・

女d)ナニナニ?喧嘩?

萌)あははwそんなとこかなw

女d)へえ、珍しいじゃんw

萌)ねーw

・・・紗江の馬鹿
私のこと友達だと思ってくれてると思ってたのに・・・ううん、私は心友だと・・・


紗)、、、。

??)よっ紗江 進んでるか?

後ろから肩をポンっと叩かれ誰かと思い振り向くと京汰が立っていた

紗)京汰・・・・

京汰は紗江の隣に腰を下ろした

紗)・・・・・

何故か私はホッとした
やっぱ好きだから・・・・?

京)最近お前元気ないぞ?何かあったか?

紗)ううん、大丈夫・・・

京)そっか。あんま無理すんなよ^^

そう言い紗江の頭をぐしゃぐしゃと撫でる

紗)・・・・・

ありがとう、京汰
何も知らないのに、こうやっていつも私の心をすくいあげてくれる
本当にありがとう、そして
ごめん・・・・

紗)もっと、ハッキリしなきゃ・・・


―二年二組―

鈴)じゃあ、今日はここまで

哲)ハアッ疲れたぜー

雅)なんでなんもしてない奴が疲れてんだよw

弘)んじゃあ、俺もう帰るから

雅)待てよ、俺まだ帰る準備してねぇんだから

哲)あっお前等帰る気だったのかよ!俺だって全然準備してねえぞっ!

雅)うるせえなぁ;

弘)ハァ・・・・

キーンコーンカーン・・・・

海)・・・・(今日は寄り道しずに帰ろ・・・)

??)おいっ海里!

海)ビクゥ!!!

聞き覚えのある声に恐る恐る振り向くと雅司が自転車に乗っていた

海)ハァ・・・・

今度は一体どんな災難が待っているのやら・・・・

そんなことを思いながら海里は雅司に向き直った



つづく★
 

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