【夢小説】入隊しました...*【リボーン】

□愛戦線
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「レイ?
起きて下さいー、任務ですよ」

「……んー……
明日にするー……」

目の前のフランにそう呟いた。

「何言ってるんですかー。
寝ぼけー起きろこのやろー」

「むー……」

「むー、じゃないっつのー。
起きろー。遅刻です、ハンモック蹴り飛ばしますよー」

「うー……」

「良いんですか?」

「……起きるー……」

「起きろー。
レイトです、遅刻。
ロン毛の血圧上昇しますー」

「……それは大変。
あとどんくらい時間ある?」

あ、今のでだいぶ眼も覚めたかも。

「だからー、何度も言ってます。
レイト。意味わかりますー?遅刻ですよってばー」

「あー…そうなんだっけ。
シャワー浴びらんないじゃん。
寝癖は……ポニテで誤魔化そ」

「早くして下さいー」

「今行くー!!」








森にて。

「よーっと。
ここらで敵さん待ち伏せしましょうか」

すたん、とフランに続いて私も木の枝に座る。

「しかしレイの身体能力にはびっくりですー。
ここまで付いてこられるなんて」

正直……死にそう。
昔遊びで木から木に跳び移ってたからなんとか出来たけど、息絶え絶えだし……

「フランー……休憩……」

「てゆうかー、雷親父どこ行ったんだ?」

「え?」

「あ、そーだそーだ。
言っときますけど、あのおっさんは『避雷針』なんでどんどん盾として使いましょうねー」

……あ、なんかフランめっちゃ良い顔してる……。

「フランって……悪魔?」

「うわーアンタ自分の事棚に上げて何言ってるんですか、堕天使」

「だ、堕天使じゃないっ!!」

「しかしムッツリ親父どこ行ったんでしょうねー」

「するっと話題変えないでよ……
あ、あれじゃない?」

私達が来た方向から、レヴィらしき人影と後ろに大量の人がやって来た。

「八重島!!
見てくれ、俺の先鋭の部下を連れてきた!!」

「あ、ありがとう……」

「うわー、なんですかそのナンセンスな人数。
大体スケベ雷ストーカーさん戦力に数えてないんで消えてもらってオールオッケーですー」

「なっ……!!
貴様こそ居なくても、俺の力であんな敵など……」

「あっそうですかー
じゃー帰りましょ、レイ」

「え?
えっと……」

「う……貴様!!
しかし、八重島はまだ初戦なのだ、俺が力を貸すべきだろう」

「しかしの使い方絶対おかしいだろー、変質雷ストーカー」

「なぬっ?」

「あ、レイ。
そろそろ身守った方が良いかもですよー。
敵来ますから」

「え?
なんで分かるの」

「分かりますよー。
あとー、変態親父のこと盾にしろって言いましたが、危なかったらミーがレイの事守りますのでー。
ミーの後ろに来てください」

「う、うん。
ありがと」

フランが早口になってきてる。
敵が近づいてるのかな……
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