【夢小説】入隊しました...*【リボーン】

□いつまでも、
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「レイーっ」

「何?」

「今日レイ任務ですよねー?
……堕王子と」

なんとなくフランが沈んでるのが分かる。

「そうだよ?
……何むすくれてんの」

「むすくれてなんかないですー。
ちょっとした不安とジェラシーです」

「素直だね?
大丈夫だってば」

「ちゃんとミーのところに帰ってきて下さいね?
身体も心も」

「だから大丈夫だよ。
なんで今日はそんなに……」

「気付いてないんですか?
センパイもレイの事好きなんですよー。
それに泊まりですよねー……」

「そ、……え?
好き……いやいや。
泊まり……だと、まずい?か……」

「変に慌てないで下さいー。
やっぱりミーも行きます」

「フランだって別の任務が……」

「……ですねー。
あと、言ってなかったんですけど……そっちの地域の天気、雪なんですよー」

「……嘘」

どう考えてもそれはまずい。
だって白地。血が見れない……

「どーしましょーね。
ってことでミー考えました。
ミーとレイトレードしません?」

「でも……
フランが行くとこ、幻術が必要なんじゃ」

「この前教えましたよね?
大丈夫ですー、多分」

「多分って何……無理だよ」

「大丈夫ですってばー、所詮弱小ファミリーですから。
そしてレイはミーの彼女ですしー」

「そうかな……
……いや、関係ないよね?」

「大ありですー。
アンタはミーの為に絶対戻ってくるんです」

「ふ、フランの為に?」

「はいーよくできました。
ミーが彼氏にしかできない特製おまじないをしてあげましょー」

「おまじない?」

「目ぇ瞑ってて下さいねー、あ、開けたらそのカワイイ瞳潰しますよ」

脅し文句できゅんとくる自分危ないぞ。

「こう、でいいんでしょ?」

「いーですけど喋んないで下さい」

「………」

ふわり、と私の髪にフランが触れてきて。
そっと唇を押し当てられた。
そのままおでことおでこをくっ付けられて、小さく呟く。


「帰って来いよー」

「帰ってきますよ……彼氏サン」

「…………っ
堕天使ー、ミーのいたいけな心を悪戯しないで下さい」

「……フランだってそうでしょ」

「ミーのは違いますー」

「ところでさ」

「はいー?」

「目、開けていい?」

「あ、忘れてましたー。
どうぞー」

「忘れないでよっ」



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