【夢小説】入隊しました...*【リボーン】
□愛戦線
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――作戦室
「う゛ぉぉい!!
お前ら、明日は三ヵ所の任務がある。
地方の任務にレヴィ、フラン、レイが入れ!!
ベルは街のごたごたに蹴りを付けろ。俺は西を片付ける」
「待てよ、俺がお片付け?」
不満ありげにベルが呟く。
「チンピラもどきの殺し屋だろ?
王子面倒だし」
長髪を振り回しスクアーロが机を叩いた。
「不満言うんじゃねぇ!!
そこはお前しか出来ねぇんだぁ!!
レヴィは暗殺に向かない、フランは地方に外せねぇし、レイはまだ実力が分かんねぇ」
「……ち。
ルッスは?」
「あいつは基本休暇でヤバイ時のみ後援だぁ」
そんなやり取りを成す術も無く私はぼんやりと見ていた。
はっと意識が覚醒したのは頬をむぎゅっとつままれたときだった。
「いつまでぼっとしてるんですかー?
明日殺される前に殺してあげましょうか」
「こ、殺さないでよ!!」
「あ、起きた」
「寝てないっ」
「そうでしたっけ?」
私が言おうとした時、スクアーロが声をあげた。
「う゛ぉぉい!!聞けぇ」
「隊長ー」
律儀に挙手するフランにスクアーロは眼を当てる。
「お前まで何だぁ……!!」
「雷親父除去出来ませんー?」
ピクリとレヴィが反応した。
「なぬっ?
貴様……!!
俺に抜け駆けで手柄を横取りするつもりだな」
「何言ってるんですかー。
ミーはレイのストーカーを連れていきたくないだけです」
「なぬ……!?」
「うるせぇぞぉ!!
フランもレヴィも、ベルも!!
変更は無しだぁ、黙ってこなせ」
「……ちっ」
フランの舌打ちが響いた。