innocence/guilty(未修正版)

□第10章
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「ファイトー!いっぱーぁつ!アルっ」
「リポビタ…って違う違う!」
危うく返しかけてしまった。気がついて…?
「アイヤ〜…」
クタッと再び落ちてしまった。
「な…何だそいつ?」
おそらく、人生で初めて人を釣り上げると言うショッキングな体験をしてしまったイヅキは我に反ったらしかった。
「分かんないよ、でもほっとけないよ…ね」
ひとまず日影へと運ぶ事になった。…鳴り続けるお腹はムシして

「で、誰よアンタ」
「アイヤ〜助かったアルよ♪謝々〜」
しばらく放置してたら意識が戻ったみたいね、とにかく私とその怪しい小娘は樹の下へと座り込んで居た。ちなみに他の人達は釣りへと戻ったわ
「ミーは…」
「?」
「…だれアルか?」
「ここは何処?私は誰?的なノリな訳ね?
…ってふざけんなぁー!!」
「おぉ、ノリツッコミ☆」
改めてまじまじと観察してみる。ピンク色の髪に中華系の赤い服。それはまさに…
「うさんくさいわ」
「何をっ!そっちの半分も怪しく無いアルヨ!」
「なんですってぇ!?」
「たっだいま〜!魚いっぱいだよ♪」
「やっぱり糸の怨念だった。川に入って素手で掴まえたら大量に採れたぞ」
「そんな訳っ…」
何故?ι
「気がついたのか?そいつ」
本当に大量の魚を担ぎながらイヅキ様もやってきた。
「おぅ、ミーを助けてくれた輩だな?良きに計らえ」
「何様だっι」
「感謝してるヨ〜、でももうちょい紳士的に釣ってほしかたアル」
「はぁそりゃ悪かったな」
どうでも良さげに視線を逸らすイヅキ様。関わり合いになりたくないのかしら
「紳士的な釣り方って一体…あ、ねぇ名前何て言うの?ボクはリオン!」
「ミーか?確か…ポテト…いやポテチ!そうポテチアルヨ!」
ポンッと手を打って晴れた顔をするポテチ
「何だ思い出せるんじゃない」
「ふと思い出しただけヨ〜」
そして自己紹介が終わった後、ポテチは張り切って立ち上がり、怪しい含み笑いをした。
「フフフ…こう見えてミーは料理の必殺仕事人アル!お近付きの印に美味〜いブツを作ってやるヨ」
「ブツってι不安が残りますね」
「ホント?」
「モチのロンロン♪待ってるアルリオン!泣く子も吹っ飛ぶ魚料理を作るアル!コラ何処に逃げるか赤ハゲっ!」
「Σ」
こっそり逃げようとしたイヅキ様は捕まった。私だって逃げたいですわ…


ポテチは刹那さんのリクキャラ!何だかだいぶ前に取ったのに出演がだいぶ遅い…;すいませんでした〜
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