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□りれぇ
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リオン「おろしてよー!」
リオンは山賊の腕の中でもがいていた。
山賊「そりゃあ無理なことだな。なんたってお前は人質なんだから」
リオン「ん…?ひとじちって何?」


エクス「人質ですか?拉致監禁、あげくの果てには強か…」
イヅキ「ストップ、取り合えずそこまで言うな;」
リオン「?」
ハワード「おいおい、本格的にヤバいんじゃ…」
心配そうな顔でコッソリと武器を構えるハワードですが…
エクス「大丈夫ですよ」
エイジ「え;」
セナ「しかしリオンさんが…」
ヒノエ「伊達に旅をしてるだけはあるわよ、あの娘」
リオン「もうっ!おろしてってばっ!」
リオンの振り上げた足が山賊の腹に命中!
山賊「ぐへっ!」
山賊はあまりの痛さにリオンを離してしまいました。
ヒノエ「ねっ」
エイジ「…」
しかしリオンの腹蹴は逆効果を生んでしまったようです。
山賊「てめぇ!」
なんとナイフを振り回してきたのです!
店内はもう大混乱です(笑)


イヅキ「そう来なくっちゃな」
セナ「イ…イヅキさん;店内のお客様に迷惑が…」
ニヤリと笑うイヅキは剣を構えます、そこに…
リオン「あーもう!ボクはお腹空いたのっ!!」
能力にて吹っ飛ばされた盗賊が彼めがけて飛んできます。
イヅキ「でいぁっ!」
盗賊達「ああああああ〜」
剣の平で、ホームラン逆転勝ち間違いなしの勢いで外に叩き出しました。
エクス「さぁ食べましょうか」
ヒノエ「さっすがイヅキ様vv」
エイジ「…何て非常識なヤツラなんだ…;」

セナ「とりあえず、静かにはなりましたね」
エイジ「う…うん」
ノア「ナポリタン一つ頂戴ー!チョコバナナパフェもね☆」
ハワード「ここにあいつらの中に余裕で入っていけそうな奴がいるぞ…」
リオン「エイジ達も一緒に食べよう♪」
エクス「メニューならここにありますよ」
エイジ「あ…ありがとう」
リオン「何にしようかなー」
こうして一行はやっと昼食にありつけたのでした


イヅキ「それで、これからどうすんだ?」
そうです、何かもう忘れ掛けてたんですけど彼等は異世界からやってきたんでした。
ハワード「どうする…って言ったってなぁ…」
セナ「元の世界に戻る方法を探さなければ…」
エクス「それを調べようと図書館に行ったら何者かに放火されていた…と」
一行「うーーん…」


みんな「う〜ん…」
「先程は賊を追い払って頂いてありがとうございました」
なんと話し掛けてきたのはウェイトレスさんでした。
エイジ「あのちょっとお聞きしたいことが」
リオン「ボクサンドウィッチ〜♪」
ウェイトレス「あ、かしこまりました」
エイジ「あの…」
エイジ「あの…」
ヒノエ「私は日替わり定食で」
ノア「アンタはお子さまランチでしょ!」
ヒノエ「っるさい!」
エイジ「…」
セナ「あの、みなさん。少し黙っていて頂けますか?」
イヅキ「そうだぞ。帰る方法を聞くのが先だろ」
エイジは二人に礼を行った後、気を取り直して聞きなおしました。
「俺たち異世界から来てしまったんですけど、何か帰る方法とか知っていたら教えてもら
えませんか?」
「まぁ!異世界から!これは聞いた話しなんですが一ヵ月に一回、ワールドサークルとい
う異世界へ繋がる穴があくそうです」
ハワード「ワールドサークル!?」
セナ「では来月まで帰れないということですね」
ノア「いいじゃない、もう少しこの世界を楽しんでいきましょ」


リオン「でもさ、わぁるどさぁくる?それってドコに出来るんだろ」
「あ、それはもう完全なランダムだそうで」
エイジ「え゛;」
セナ「なら運が悪かったら…」
ヒノエ「一生帰れないわね」
クールに言い放つヒノエにノスタルジアメンバーは頭を抱えこみました。
リオン「あ…ほら、前兆とかあるかも知れないよ?」
セナ「…そうですね何事も前向きで考えましょう」
と、言うことで一行はその場を後にしました。
「ククク…バカな奴らめ…」
残されたウェイトレスは黒い笑みを残して…消えました。
 

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