純ロマ&セカコイ
□セカロマで猫化パロ
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ーうさみさー
いい気持ち…。
二度寝の後ってほんと贅沢な気持ちになるよね…。
大きな欠伸をして、伸びをする。
伸びた背筋がぽきっと音を立てた。
それと同時に、何やら頭の上に違和感を感じる。
「寝癖かなぁ」
寝癖を直そうと、髪を触るとふわふわとした感触。
自分の髪はこんなにふわふわしてたであろうか。
床に無様に落ちていた携帯を拾い上げて、携帯の画面で自分の髪を見る。
すると、猫の耳のような物が生えていた。
ウサギさんが、俺に猫耳でもつけたのだろうと、猫耳を引っ張ると、自分の耳を引っ張っているような痛みが走る。
「え、なにこれっ!?」
俺、猫になっちゃったの!?
猫耳だけかと思ったら、尻尾まで生えていた。
しかも、自分の意思でぴくぴくと動かせるおまけ付き。
夢だ、これは夢だ。
三度寝しよう。
ベッドに入ろうとすると、ウサギさんがさっきの俺の叫び声を聞いてか、俺の部屋に入ってくる。
「どうした!美咲……美咲?」
ウサギさんは、目を見開いてびっくりしている。
そりゃそうだ、本来あるはずのない猫耳があるのだ、ウサギさんでも驚くだろう。
「起きたら…ついてた」
そう伝えると、何かを考えたのか、俺に近づいてくる。
「な、何?」
そして、抱き締めてきた。
びっくりしてしまい、ぴくっとすると、猫耳も一緒にぴょこぴょこしてしまう。
「おぉ…」
「感動してないでよ!//」
怒ると尻尾がツーンと立ち上がり、またウサギさんは感動していた。
「美咲、その耳舐めたらさ、感じるのかな?」
「は!?」
そのまま俺はウサギさんに弄ばれてしまった…。
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