Get to You -Part4- 【嵐 櫻井翔】 

□おへそ
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「じゃ、これ。女の子たちの部屋。」

はるか先輩に、カードキーを渡す。

「ん?3枚あるよ?」

トランプみたいに、私達に広げて見せる。

「キー。一人一枚ずつあるから。各自で持っててね。名前も入ってるでしょ?」

潤くんが説明してくれる。

よく見ると、ローマ字で、それぞれの名前がキーに印刷されている。

「で、はい。翔くん。んで、俺らの分。」

翔ちゃんと、和くんで一部屋。

そのお隣の部屋に、潤くんと、まーくんと、大野先輩。

その隣が、女子3人の部屋。


「女の子たちが一番時間かかるだろうから。準備できたら声かけて?」

そう言われて。

部屋に入ってみると。

大きく取られた窓には、一面の海。

「すごぉい。オーシャンビューって、やつだね。」

窓を開けて、みんなでバルコニーに出てみると。

すぐ下に、真っ白な砂浜が続いている。

「うわぁ…。日本にも、こんなとこがあるんだねぇ。」

海とは、全く無縁の土地で暮らしている私達には。

車で2時間ちょっと離れた場所に、海外のリゾート地のような景色が広がっていることが。

何だか、信じられない。


「待たせちゃ悪いから、着替えよっか。」

部屋に戻る。

客室には、ちゃんとベッドが3台。

ゆとりを持って配置されている。

荷物を置いて。

水着に着替える。

パーカーや、ショートパンツを上から着て。

日焼け止めや、小さなタオルなんかの。

必要なものをビニールのカバンに入れて。

廊下に出る。


男の子たちに声を掛けると、準備万端だったようで、すぐに出て来てくれた。

「じゃあ、たっぷり遊びますか。」

まーくんの、景気のいい掛け声とともに、ビーチへ出発する。
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