Get to You -Part4- 【嵐 櫻井翔】 

□翔ちゃんの決意表明
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「う…ん。」

気まずいなぁ…。

「もちろん、僕らと女の子たちの部屋は別だし。」

大野先輩が、援護してくれる。

「僕がこうして、許可をもらう以上、先生の心配するようなことはさせませんよ。」

はっきりと宣言してくれた。

「だめ…かな?」

お母さんに、聞いてみる。

「どこに泊まるの?」

「潤くんの、叔父さんが経営してるホテルなの。」

「松本君か…。」

中学からの付き合いのある、潤くんたち。

お母さんも、よく知っている。

「ん…分かった。智くん、監督よろしくね。」

意外にもあっさりと。

承諾してくれた。

「良かった。責任を持って、お預かりします。」

大野先輩が、お母さんをまっすぐに見る。

「うん。お願いします。」

「はい。じゃ、僕。大樹の部屋に戻ります。」

そう言って。

アイスコーヒーのグラスを、流しに片付けて。

リビングを出て行った。

お母さんと、2人だけで残される。

やっぱり…気まずい。

あっさり、許可してくれた真意は、どこにあるのだろう?
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