黒子のバスケ
□涙がキラリ
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彼女が泣いた。
俺は柄にもなくその涙が綺麗だと思った。
彼女は音もなく、ただ静かに泣いていた。
泣かせたのは俺だというのに何故か人事のように思える。
ああ、泣いてるな。 こんな感じ。
俺は空を仰いだ。
満天の星空が俺たちを見下ろしている。
やっぱり、彼女の涙のほうが綺麗だ。
やがて彼女は泣き止み、俺の方を向き、今度は静かに笑った。
ごめんね と。
何故彼女が謝っているのか分からない。謝らなければいけないのは俺のほうなのに。
俺は彼女に最後の言葉を伝えた。
「 」
すると彼女は悲しそうに笑い、私も。と言った。
It was favorite.
(A stellar blink is BGM.)