memo
好き勝手に。
◆no title
明日終業式かあ
待ちに待った夏休みがもうすぐくるわけですけども!
ああ…でも明日成績表と夏休みの宿題もやってくるんだよな…
2012/07/19(Thu) 14:17
◆no title
そういえば昨日は七夕だった。
でも七夕だったのに私はテストだったんですよ。なのですっかり忘れてましたよ。
2012/07/08(Sun) 14:21
◆no title
やばいテストあんのにポケモンしたり絵描いたりと駄目人間過ぎるよ自分!
2012/07/06(Fri) 22:07
◆▼
BW2面白い(^O^)
2012/06/28(Thu) 22:55
◆輸血
あっと思った瞬間、じわじわと痛みが伝わり、次第に顔を歪ませる程の激しい痛みが私の左手を襲った。手が滑ったらしい。彫刻刀が私の左手の甲をぐっさりと刺していた。見る見るうちに開けた傷口からだらだらと血が流れ出す。血の量とその痛みからして傷口はかなり深いらしい。直ぐさまそれに気が付いた先生が顔を青くして、保健委員を呼んだ。
保健室には誰もいないようだった。生憎保健委員が休みだった為心配する先生を余所に一人で保健室に来てしまったが、どこになにがあるかも分からないので取り敢えず持っていたハンカチで止血の為にと左手の甲に巻き付けた。
「岩下か?」
しばらく先生を黙って待っていた時だった。突然背後から声がしたので振り返ると、そこにはベッドに腰掛けた風間望の姿があった。
「…どこか具合が悪いのかしら?」
そう言った私に彼は首を横にふると、サボりさ。と一言そう言った。
「岩下こそどうしたんだよ。生憎保健の先生なら出張で留守だぜ」
「だから貴方はここで悠々と寝れたわけね」
「まあね。因みに岩下はどんなご容態で保健室に?」
そう言って彼は立ち上がると、近くにあったパイプ椅子を私の正面へと持ってきてそこへと座った。
「美術の時間に彫刻刀でぐっさりとね。
カッターでものを切るのは得意なのに彫刻刀はイマイチ苦手だわ」
そう言ってハンカチを少しずらして傷口を見せると、彼は顔を歪ませた。
「うわあ、すごく痛そうだな」
「ええ、すごく痛いわ」
「こんなにたくさんの血が出たら貧血になっちまうぜ」
「なら貴方の血を頂戴な」
そう言って笑ってみせたら、風間望は心底嫌そうな顔をした。本当に貰ってやろうかしら。
「生憎俺は貧血気味なんだ。人にあげる血なんて一滴もないな」
「なら私があげましょうか」
そう言って私は左手に巻き付いたハンカチをするりと取ると、まだ血の止まっていない左手の甲を思い切り彼の口に押し込んだ。
いきなりのことに目を大きく見開いた彼はむぐぐと言葉にならない声を出した。
「どうかしら、私の血は」
余計に痛みの増した左手だったが、彼に仕返しができたので、まあ、よしとしましょうか。
2012/06/19(Tue) 22:59
◆僕の怖いもの
血にはとうに慣れてしまったけれど、死というものにはどうしても慣れない。
けれどそれは僕だけのようであり、彼等は死というものに対してはどうでもよいことのようだった。
だって死んだからといって終わるわけじゃあないしね。彼等は口々にそんなことを言ってのけるのだ。僕はそこで初めて死というものよりも彼等に恐怖を覚えた。僕等はいつだって死というものに対して言いようのない恐怖を味わってきた筈だ。だから僕等は不死を願いここへ来た。けれど不死というものが死というものよりも遥かに恐ろしいことに彼等は気付いていない。それとも彼等はそんなことさえどうでもよくなってしまったのか。しかし僕はそんな彼等がなによりも恐ろしい。怖くて怖くてたまらない。彼等は僕を無垢で無知な子供のように、臆病だと笑いかけてくるけれど、僕がなによりも恐れているものは死でも不死でもなく彼等のことなのだ。
2012/06/15(Fri) 21:50
◆噤@
彼女は誰よりも強がりやなくせに、誰よりも泣き虫で、寂しがりやなのを僕は知っている。
そうして彼女は泣くことを我慢することが下手くそだ。おまけに嘘も下手くそ。
嘘をつく時に鼻を触る癖があることも僕は知っている。彼女のことはなんでも分かる。きっと世界で一番、僕が彼女のことを知っている。
だから彼女が泣くのを我慢している時や、悲しくて寂しいとき。誰かに甘えたいのにうまく甘えられないとき。僕が彼女を満たしてあげる。
だから泣かないで。悲しまないで。大丈夫。大丈夫。きっと僕が君を幸せにしてあげるから。
そう言ったらとうとう彼女は泣き出してしまった。
2012/06/08(Fri) 21:56
◆トウコ
英雄になったからなんだというのだろう。私はこんなこと望んじゃいなかった。
ただ、私は自分の正義を貫いてきただけであって、英雄なんぞという大層な称号なぞかけらも望んじゃいなかった。
なのに、人は皆私を英雄と呼び讃え、感謝の言葉を述べるのだ。目の前で繰り広げられてきた激闘。
今でも脳裏に焼き付いて離れない。
それでも、私だって見えないプレッシャーに押し潰されそうになった。私だって一人の女の子となんら変わりはしないのだから。
先程の七賢人の言葉がこだまする。
私が彼の夢を壊した。それは否定できない事実だ。だけれども、だったらあの時私はなにをすればよかった?誰の夢も壊さず、誰も傷付くことのない選択肢などあったのか?
私は英雄なんかじゃない。私はこんな未来を望んだわけじゃあない。違う。違う!
「誰か、答えを教えてよ…」
ぽつりと呟いた言葉は周りの雑音に掻き消され、少女は静かに涙を流した。
最近書きたいことがうまく文章にできない。
2012/06/03(Sun) 17:02
◆岩下と新堂
彼は案外寒がりやだ。私も寒いのは嫌いな方だけれど、彼には負ける。
だって、目の前の彼は今日もストーブを陣取っているのだから。そのおかげでこちらが全く暖かくならないことを彼は気づいていないのか?
「ちょっと、新堂君そこどいてくれないかしら?」
そう言って彼からなんとかストーブを取りかえそうと試みたが、彼は断固譲らない気でいるらしい。
「本当、寒いの苦手よね」
「冷え症なんだよ」
ぶっきらぼうに彼はそう答えた。
しかし彼は先程からずっと背中を向けたままだ。丸くなった背中が可愛い。
「だったら貴方の大好きなスポーツでもして心身ともに熱くなればいいじゃない」
ちょっと嫌味をこめて言ってみたら彼から返事はかえってこなかった。
意外と寒がりやだったら可愛いと思う。
2012/05/29(Tue) 22:29
◆仮定のはなし
例えば。そう、これは仮定の話である。
「例えば、もし明日世界が滅亡してしまうとしたら…」
バス停での待ち時間。隣に座っていた彼が唐突になにか喋りだしたと思えば、よくありそうなベタな質問を投げかけてきた。
「ギグルスはどうする?」
そう聞かれたのだから私は考えた。うーんと首を捻る。しかしなんにも浮かんではこなかった。というのも明日世界が滅亡すると言われても想像がつかないのだ。だから私の頭には普通に起きて、普通に食事をして、普通に友達とこんな風に他愛のない話をしている場面しか浮かんではこなかった。
「まあ、いつも通りに過ごして死んじゃうかしらね、私の場合は」
そう言ってから私はふと思った。私たちは、やっぱり世界が終わらない限り死ぬことはできないのかと。やっぱり、世界が滅亡さえしなければ私たちは永遠にこのループからは逃れられないのだろうか。
「へえ、意外だね。
ギグルスならもっとメルヘンチックなことを言うのだと思っていたのだけれど」
そう言ってから彼はあ、バスだ。と指をさすと、立ち上がった。私は自然と彼の指差す方を見た。のんびりとバスがこちらに向かって来ているのが見えた。
「僕ね、皆にこの質問をしてるんだ。いつか世界が終わるときなにをするか。皆の意見が参考になると思って」
そう言ってから彼はこちらを振り向いた。目が合った。少しどくんと心臓が跳ねた。
「ギグルスに言われて思ったよ。きっと皆も大体そんなような答えを言うんじゃないかって」
「…今のところ他に誰に聞いたの?」
「ははは、まだギグルスだけなんだ実は」
「あら、私が一番だったのね。それで、どうしてそう思ったの?」
「うーん?まあ、なんとなくだけどさ、普通が一番ってよく言うじゃない?」
「適当ねえ。…ねえ、貴方ならどうするわけ?まだカドルスの答え聞いてないんだけど」
そう私が言うと、彼はにこりと微笑んでから、なにかを言った。
そのなにかがバスの音でよく聞き取れなくて、急いで聞き返そうとしたら、カドルスはもうバスに乗ってしまっていた。
「それじゃあねギグルス、また明日」
その言葉を境にバスの扉がゆっくりと閉まった。バスは再びまたのんびりと走っていく。そうして私は一人立ち尽くし、明日世界が滅亡したら…と考えていたのであった。
2012/05/19(Sat) 23:05
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