book*akb
□hero
1ページ/4ページ
予想に反し、過去の確率は未来の確率となんら関わりを持たない。
と言ったのは、どこかの哲学者であっただろうか。
とにかく、そうなのである。
今までの過去に起こらなかったからといって、これからの未来も、それが起こらないとは言い切れない。
この命題は、あらゆる事に適合する。
と、わたしは思う。
要は、凡例を疑うことの重要性。
まぁ、そんなとこだ。
少し難しい話になったが、
許してほしい。
あなたはいわゆる「もてるヤツ」だった。
キラキラの笑顔が眩しい「イケメン」
その単語を女の子に対して使用するのは果たして相応しいのであろうか。
という疑問は、とりあえず論議の対象から外そう。
問題はそこではないのだ。
過去に反して、わたしが不覚にもあなたにドキドキしてしまった。
そんな話をしようと思う。