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□幻想の国のアリス
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ビルと別れてから順調に進んでいた。


「帽子屋、あとどれくらい?」

「あと1日歩けばつくかな。」

「はあ、、」


日も暮れてきてもう疲れたよ。


「帽子屋、そろそろ休まない?」

「うん、いいけど、
野宿になるよ。」

「しょうがない」


私達は少しでも綺麗な場所を選んだ。


「アリスは寝てなさい。
僕たちはトランプ兵の見張りをするから。」

「あ、そっか、ごめんね?」

「いいんだよ、アリス」


申し訳なく思うけど、
眠気がピークにきてる。
わたしはビルにもらったシートを敷いてそこで丸くなった。
枕もないし、布団もないけど、

「痛い…体が」

「大丈夫かい?」

「うん、、」

「アリス僕が膝枕してあげるよ」


帽子屋は立ち上がってこっちへ来た。
まあ、膝枕なら痛くないし

お言葉に甘えて帽子屋の膝枕で寝よう。















夢の中なのはわかった

小さいわたしが

お花に囲まれて

楽しそう


アリス


アリス



と呼ばれて







楽しそう
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