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□、
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白うさぎの家から街まで結構あるみたいだ。
帽子屋が一人で話ながら歩いている。

「アリスはどう?」

「へ?」

「え?」

「え?」

「?」

「ごめん聞いてなかった。」

「アリスはいつも上の空だね。」

「ごめんね。。」


帽子屋は、笑った。

「チェシャ猫どこいったんだろ。」

「そろそろ出てくるんじゃないか?」

「ほんと?」

「うん」


それを信じよう。
帽子屋の肩も不具合はないけど、チェシャ猫の肩の方が居心地いい。
なんでだろ。安心するんだよね。

「街はあとどのくらい?」

「3日も歩けば着くんじゃないかな。」

「3日!?」

「3日」

「…」

わたしは歩いてないけど、
お尻痛い。


「どこか休憩できるところないの?」

「うーん、この辺だと、、ない!」

「がーん、、」

「アリスは寝てていーから」

「……」


3日歩くのってだいぶ辛くないのかな。
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