書庫(青

□1番さいしょ!
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「おーいしーー!!」




「うおっ!え…英二、急に抱きつくな!」





えへへっ、大石こまってる♪




俺は大石を困らすことが大好き♡


だって、俺のことだけ見てくれるでしょ?
なに?ヤミっぽい?


そんなの気にしないもんねー♪






「ねぇ大石!今日一緒に帰ろっ?」




「いいけど、手塚の手伝いしなきゃなんないから、少し遅くなるけどいい?」



「え〜………」






大石はテニス部の副部長ってこともあるから手塚の手伝いしなきゃいけないことくらいは分かるけど……




「ごめんな、英二。少しだけだから、ね?」





「む〜…しゃあない!分かった!
じゃあ教室で待ってるからきてね!!」




俺は大石にそれを言って教室に帰った。











ー3年6組ー




「……はあ、」




「どうしたの?英二。さっきからため息ばっかりついて。」



「なんで大石が手塚の手伝いしなきゃなんないんだよー!
あーぁ、大石が手塚に取られちゃったあ…」






「僕に八つ当たりしたって無駄だよ?
それに、僕だって手塚の手伝いしたいけど、僕がいると集中できないって言うからしないだけ。」






不二に八つ当たりしたってダメなことくらいわかってる。


だけど、一秒でも多く大石と一緒に居たい俺の気持ちを制御することは難しかった。
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