ヒカ碁


□くしゃみ2
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★アキラ×ヒカル編★
「だからそんな薄着じゃ寒いっていったろう」
ブルッと一度体を震わすと、両手を擦り合わせるヒカル。
「う〜…。だってさ、家を出る時は天気良かったからさ…」
「僕のジャケットを貸すって言っているじゃないか。それを何で拒否するんだい…?」
ヒカルが、それは!と口を挟もうとした瞬間、アキラらしい口調の最後に、はぁっと短い息を零した。
(……っ?!)
「…搭矢の服が俺には似合わないから…、だから…ゴメン…」
「ん?何で誤るの?」
「…呆れてるんだろう?」
「え?」
「溜息ついたじゃん…!」
(………!)
アキラの心の中で何かが…、穏やかな気持ちが通り過ぎて行った。
「進藤…(こんなに好きなのに)」
冷たくなったヒカルの手を自分の口元の方に持っていき、はぁ〜っと息を吹きかけてやる。
「搭矢…?!」
下げた頭の位置から見上げてくるアキラの瞳。
「誤解させちゃったね。あれはね悪い意味のじゃなくて、そんな進藤の事も好きだなって…ね」
 「////////!!」
な、な、な、なんで、素面で言えるんだよ〜
恥ずかしいぃ……
でも、

ーチラツ
待ってる〜〜

「…俺も……////」


終わり☆

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