リボーン


□青空、嵐
1ページ/1ページ

情事を終え、隼人がベッドから出ると、シャマルはその横顔を盗み見つつタバコに火をつけた。

「あの坊やは知ってるのか?」

ーコンナコトしてるって

紫煙ごしに見える、隼人の動作が一瞬停止する。
再びシャツのそでに腕を通し終えると、
「知るわけないだろ…」

「くくっ、そりゃそうだ」
「よけいなこと言うなよ」
「フッ、よけいなねぇ、知られるとまずいわけだ?」

あの眩しい顔を曇らせたくない
自分の存在は、デメリットでしかない
あいつが、青空なら、自分は暗い闇が続く、嵐だ。

だから…受け入れなかった
それなのに、この現状を知ったら…

矛盾してる

自分は何をしたい?!

傷ツケタクナイ傷ツケタクナイ傷ツケタクナイ

あいつは、今のままでいいんだよ。



ちょっと、ダークかかったミニネタでした*^^*

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ