リボーン
□青空、嵐
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情事を終え、隼人がベッドから出ると、シャマルはその横顔を盗み見つつタバコに火をつけた。
「あの坊やは知ってるのか?」
ーコンナコトしてるって
紫煙ごしに見える、隼人の動作が一瞬停止する。
再びシャツのそでに腕を通し終えると、
「知るわけないだろ…」
「くくっ、そりゃそうだ」
「よけいなこと言うなよ」
「フッ、よけいなねぇ、知られるとまずいわけだ?」
あの眩しい顔を曇らせたくない
自分の存在は、デメリットでしかない
あいつが、青空なら、自分は暗い闇が続く、嵐だ。
だから…受け入れなかった
それなのに、この現状を知ったら…
矛盾してる
自分は何をしたい?!
傷ツケタクナイ傷ツケタクナイ傷ツケタクナイ
あいつは、今のままでいいんだよ。
ちょっと、ダークかかったミニネタでした*^^*