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□※揺れる、満淫電車 ー2ー
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「もう、こんなに濡れてんのかィ?淫乱なカラダに育ったもんでさァ」
「…っはぁ…ぁ、ん」
秘部に触れるか触れないかのじれったい指の動作にきゅんは欲を掻き立てられる。
「もう、下着いらないんじゃない?」
先程まで、ただ見ているだけだったもう一人の男が一気にきゅんの下着を脱がせた。
それと同時に沖田はきゅんの秘部へ指を挿入させ、内壁を強く擦った。
「…っ…やぁっ…んっ!」
いきなりの強い刺激にきゅんは甘い喘ぎ声を洩らしてしまう。
秘部の上にある小さな突起を強く押され、中を掻き回され、抜き差しをされるときゅんの理性は飛んでいってしまいそうだった。
「…わぁ、すごいね。床にいやらしい水溜まりが出来てる」
神威はきゅんの秘部を凝視していた目を下の床の方へと向けていった。
神威の視姦からの羞恥に耐えながらきゅんも下の方を見てみると確かにそこには愛液が集まって、卑猥な水溜まりを作ってしまっていた。
「こんなに感じてもらって俺もヤり甲斐がありまさァ」
「……んっ…あぁっ…んっ」
こんなことを毎回されて感じたくはないのに、きゅんは誘うように淫らに腰を揺らしてしまう。
沖田は、きゅんの腰に添えていた片手を離してきゅんの体をくるりと反転させた。
目の前には神威と呼ばれる男がしゃがみ、きゅんの体を下から舐め回すように見つめる。
「ははっ、エッチな顔してるね。今すぐにでもぶち込んでやりたいところだけど今日はやめておくよ」
顔は可愛らしい笑顔を浮かべているのに、どこか圧迫されるような雰囲気を持った男がきゅんにそう言った。
「今度、お前にもコイツの中を味わさせてあげまさァ」
「うん、楽しみに待ってるよ」
きゅんの意思など、全く無視して二人の男は約束のようなものを簡単に交わす。
「お前は後ろから攻められるのが好きだもんなァ…」
沖田はそう囁くと直ぐにきゅんの腰を持ちあげ、自身の赤く充血したものをきゅんの秘所へ突き刺した。
「っ…あぁっ…!」
待っていたかのようにきゅんの中は一瞬にして沖田の男根を飲み込んだ。
沖田は激しく腰を使い、きゅんの最奥を刺激する。
車内には卑猥な水音が響き、きゅんは聴覚までも犯されるような気分に陥った。
後ろからは沖田の吐息が聞こえる。
「…あぁっ、も、イっちゃ…」
きゅんの熱い中には大きさを増す沖田のモノが行き来を繰り返していく。
まだ挿入されて間もないというのに、きゅんの欲望は頂点へと導かれそうになる。
沖田も絶頂が近くなったのか腰の進退はスピードを増し、きゅんの一番敏感な部分だけをしつこく攻めてくる。
「ちょっと、失礼するよ」
そんな言葉が聞こえたかと思えば神威が痛い程に尖った胸の突起をきゅうっと捻るように、摘まんだ。
「…ああぁ――っ!」
2つの刺激がきゅんの体を支配する。その瞬間、何かが弾け飛ぶような絶頂が訪れた。
「…くっ、」
沖田がきゅんの中へ熱く白い飛沫を叩き突けると同時にきゅんの視界は真っ黒に染まった。
「この子、すごいイきっぷりじゃん沖田くん」
「ククッ…面白ェ奴見つけたじゃねぇか」
意識を手放したきゅんの耳には、新たに迫る危険な二人の男の声など聞こえる筈もなかった。
→総悟くんと反省(後書き)