夢本


□あるヤンデロイドの独白
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俺は。
普通のボーカロイドとは違うボーカロイドで、「亜種」っていう存在らしい。

その価値は、普通のボーカロイドよりも格段とおちるけれど、とても希少なんだよ
と、マスターに教えてもらった。

俺は希少な存在なんだ、でも俺は世界にあと数人は存在するんでしょって聞いたら、

「君と同じ姿は世界にあと数体居るけど、「君」は此処にしか居ないわね」
と言って、クスクス笑うマスター。
じゃあ世界に一人だけの俺が世界に一人だけのマスターを愛するんですね。
マスターの代わりは居ないけれど、俺の代わりも居ないんだ。
何て幸せなんだろう、マスター。
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