【債務整理の最終手】
全ての財産を放棄して出直しです
◆自己破産
・特徴
債務がなくなります。同時にすべての財産もなくなります。
要するに自分の財産(生活必需品以外)を失う代わりに、すべての債務が免除され、以後の収入や新たに得た財産を債務の弁済に当てることなく、経済的な更生を図っていこうという制度です。
※借金だけがなくなると思ってる方もおられますが厳密には違います。
財産を持っている場合と持っていない場合で多少違っていて、前者を異時廃止、後者を同時廃止といいます。
・手続き
地方裁判所に破産を申し立てます。この時点で債権者からの取立ては止まります。
その後、
破産審尋→破産宣告・同時廃止決定→免責審尋→免責決定→免責確定
上記のような手続きとなりますがこの間半年〜1年かかります。
破産審尋と免責審尋では裁判官と面接します。
免責決定で官報で公布されます。
官報で公布された後2週間で免責が確定し完了です。
※自己破産が戸籍や住民票に記載されることはありません。
・費用のめやす
弁護士に依頼す→20〜50万円
司法書士に依頼→15〜30万円
※上記2つは状況によって変わります。
・注意事項
個人でも手続きは可能ですがたいていの場合手続きに半年ほどかかって破産審尋にもたどりつけずに断念される方がほとんどです。
申し立てすらできないまま、その間も取立てと戦い続けなければならないので労力はそうとうなものです。
弁護士か司法書士に依頼するほうがいいでしょう。また費用は安いに越したことはありませんが、安いことが必ずしも良いとも限りません。
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