再来今世
□一章 穏やかな朝
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花『あっくんが悪い!!』
暁月「いーーーーや、花 が悪い!!」
翠炎「まあまあ」
艶乃「何を騒いでいるのですか。暁月、花 。」
花『つ、艶乃さん!!』
艶乃先輩が今にも怒りそうな顔でこちらに歩いてきたほかにも、秋夜や雅刀、瑠璃丸君が面白そうに私たちのケンカを眺めていた。
秋夜「いつものケンカだ・・」
雅刀「よくもまー毎日くだらない理由でケンカするなあ」
瑠璃丸「いいじゃない、ケンカするほど仲がいいって言うし」
秋夜「、、そうだな」
っと、まあいつものようにケンカをしていた、、、ら忍びでもない私にでもわかるほどのものすごい殺気が、ものすごい速さで近づいてきた。
ドドドドドッ
暁月・花「!/?』
花『と、刀義さん!』
暁月「先代!」
刀義「こらーーーーーーーーーー!!」
私たちは逃げた。とにかく逃げた。捕まると長い長いお説教が待っているからだ。
しかし、刀義さんは年の割に足がとても速い
刀義さんに捕まった私たちは政虎様にお説教を受けている真っ最中です。
でも、政虎様はお優しいお方なのでお説教と言っても、ただのんきにおしゃべりするだけなんだけどね
上杉「花 、暁月、そう兼久を怒らせるなよ(笑)」
暁月・花「!/?』
暁月「歳だか/ドコッ
あっくんの後ろに刀義さんが腕を組んで立っていた。
花『あっくん大丈夫?』
暁月「っ----------!!」
刀義「歳のわしが早く逝けるようにに暁月お前が軒猿の頭になってくれれば良いのー」
暁月「、、、、、、、」
上杉「縁起でもないことを言うでないぞ」
......それからしばらく沈黙が続いた。でも、あっくんの実力なら頭なんて簡単なはずなのに
、どうしてならないんだろうか。
スーー
襖が静かに開いた。それから艶乃先輩が入ってきた
艶乃「失礼します。御屋形様、小島様がお戻りです」
花『小島様が、、、ということは!!』
小島「おーー、政虎ー、いるかーー」
上杉「そんなでかい声でなくとも聞こえておるぞ弥太郎。」
綾姫「兄上、場の空気をお考えください。そのような大きな声では、みな驚かれますぞ。ねえ花 」
花『え、あ、はい。................あの綾姫様』
綾姫「?」
花『私にまた、都の話をしていただけないでしょうか?』
綾姫「はい、もちろんよろしゅうございますよ」
花『あ、ありがとうございます』
綾姫様の都の話はとても面白く、私は大好きだ。
今日はどのような話を聞けるのだろうか。