長編集!

□1話目っすわ
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大阪をたってから数時間が過ぎ、東京に着いた頃にはもう日が落ちかけていた


柚「えーっとこっから……氷帝の寮に行けば良いんか!」


地図を鞄の中に直し、前方に進んだ。



その頃の氷帝

部活も終わり、後片付けをしていると低音ボイスの忍足侑士が口を開いた


忍「そや、明日からテニス部に新入りが来るで!」


岳「新入り??」


忍「おん!跡部には話してんねんけど…大阪の四天宝寺からスカウトしてきたんや!」


本当のことを説明するのがめんどくさくて適当に話す


真相はこう


忍足目線

謙「やーかーらー四天宝寺には一年ルーキーが二人もいんねんで!ごっつ強いねんで!」


忍「強さで言うたら東京の一年ルーキーの方が上や!!」


いつもの様に言い合いをしていた1ヶ月前の事やった


謙「ったく何言ってんねん!!」


(謙也先輩うるさいっすわ)


電話の向こうから声変わりしてへんカワエエ罵声が聞こえた


忍「何や今の声の子がルーキーか?女の子みたいな声やなぁww」


謙「見た目は完全に女やけど…ごっつ強いねんで!?」



(誰が女やアホ、ヘタレ)


忍「そんな強いんやったら戦ってみたいなぁ〜その子うちに転校させへん?w」

冗談半分で言ったつもりだったんやけど……


謙「えぇで!!柚寿樹!先輩命令や!来月から氷帝に通え!!」


(はっ?謙也先輩大丈夫ですか?(頭が))


謙「東京の奴等にどんだけお前が強いか見してきたり!!」


数秒間が空いてから、また電話の向こうから声が聞こえだした


(そーゆーことなら良いっすよ。氷帝に転校したりますわ)

えぇんかい!!


謙「決まったったで!!このゴンタクレの強さ思い知るがえぇ!!」


ハーッハッハッとアホな高笑いが電話から聞こえる一方「誰がゴンタクレや」と抗議しとる声も聞こえた


コイツ先輩と思われてへんのやろうなぁ…


 
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