…薄桜鬼短編…

□*小話8*また来た…*
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「…なぁ、朝からなんだ?」







「わかんねぇよ」









「ねみぃ……俺、昨日は真面目に遅くまで隊務にあたってたんだぜ!?」



















夜も明けた頃
皆口々に私の部屋の前を歩いていく。



















「……れいら、起きているか?」




















「…斎藤さん…ですか?」




















「起きているな。

先程、屯所に不審な輩が忍び込んだと言う」



















「それで皆さんいつもより早いんですね」

















襖越しに話す。


















「今日は、副長と新八がいない故、皆集まれとの事。

れいらも準備して広間に来い」




















返事をした時には、既に斎藤さんはいなかったようだ。


そして、私も既に着替えようと寝巻きを脱いでいた。













とりあえず一人で着物を着てみた。



















「すみません、遅くなりました!」


















着物の着付けはまだ慣れない。

いつもなら着付けチェックは、源さんや左之さんにして貰っていたが今日は緊急事態だからチェックなしに広間に入る。




















「れいら………」



















私の目に飛び込んできたのは。





















困る斎藤さんに………





















戸惑う幹部達に………





























『よっ!お前、元気にしてたか?』



























スケッチブックを掲げるあいつ!




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