…薄桜鬼短編…
□*小話2*パラレルワールド?*
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私がこの時代に来たのが不思議だというのに、また不思議な出来事が起きた。
「土方さん!大変だぜ!」
「あ"ぁ?
新八、廊下は走るな」
私は土方さんの部屋で自分の時代の話をしていて、この後急に大事な話し合いがある、というので部屋まで送って貰っていた。
そして廊下でばったり永倉さんに会った。
「何だってんだよ」
「街に変な生き物がいたんだよ!」
「変な生き物だぁ……?
んなモンほっとけばいいだろうが」
「それが……」
巡察に出ていた永倉さんと斎藤さんの組は、店と店の間で座っていた白くてでかい物体を見つけたらしい。
「そいつがさー、斎藤になついちゃって……」
「副長。
少しお話が………」
中庭から現れたのは斎藤さん。
「あぁ、さいと………う…?」
私と土方さんは斎藤さんに目を向けた瞬間
言葉を失った。
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