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□何だかんだ言って。
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『涼介~、暇だよ~~』
【もうそれ、何回目だよ…】
よほど退屈なのか、俺の横にチョコンと座ってきた。
おい、
……可愛いじゃんか、
【甘えても今はダ~メ!!
言ったでしょ?
今日は凜の相手あんまり出来ないよ、って。】
"勉強しないといけないから。"
ってちゃんと言ったのに、
"それでもいいから涼介の家行きたい"
なんて言って押しかけて来たんだから。
そりゃまぁ可愛かったよ、もう。
だけど、ここで甘やかすのは間違ってるな、と。
【ほら、引っ付きすぎ。
全然勉強出来ないじゃん。】
俺は凜には目もくれず、黙々と手に持ったシャーペンを動かし続ける。
だけど、次にとった凜の行動は予想外のものだった。
『そんなの知~らない、』
凜が、横から俺を抱きしめてきた。
【お前な…ぁ、ちょ、…ん、ぁ…】
離れさせようと横を向いた瞬間、俺は唇を塞がれた。
虚を突かれた俺は、目をぱちくりさせるばかりだ。
【なっ、な、っ……//
ふ、不意打ちっ、ー…//】
すると、凜はニコッと笑った。
『涼介とチューしたい、』
いつの間にやら、凜は俺の膝の上に座り、首に手まで回されていた。
【ちょ、ちょっと待って!!落ち着k…ん、…ぁ、】
俺の教え込んだキスが、次々と飛んでくる。
【…ん、】
キス、上手くなったな、なんて思いつつも、口だけは絶対に開けたくなかった。
彼女にリードされるのだけは絶対ヤだ。
とは思いつつも、俺だって人間。
意地でも口を開けたくない俺は、酸素を取り入れるために凜の肩を押して離した。
【はぁ…、はぁ、、バカじゃないの……、】
なんだってんだ、急にー…
『涼介、好き~っ、』
キス魔になったかと思いきや、今度は俺に抱きついてきた。
【…ふっ、】
一気に頬が弛んだ俺は、
【ん、俺も、】
凜の背中に手を回し、ギュッと抱きしめ返した。
何だかんだ言って、
(結局)
(キミには勝てない。)
(…勉強だって)
(出来なかったしねー…。)
--END--
model:山田涼介
展開早いヽ(´ー`)ノ
終わり方無理矢理ヾ(^▽^)ノ
オチどこ(。・_・。)ノ?
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