青の祓魔師

□藤本獅郎神父奮闘日記
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ある日の事
藤本獅郎は息子達を呼び
向かいに座るよう促した。

「お前たちは今年、
誕生日を迎えたら16歳になるよな?
…そろそろ
知っていてもいい頃だろう…。」と、
獅郎はテーブルに肘をつけ
手をくみ
口許を隠すかのようにして
徐に、話始めた。

「っつ!…神父(とう)さん!」
(まさか、
兄さんに本当の事を言うつもり!?)

「ん?どーしたんだ二人とも?」
何やら雪男からは
ブラックオーラが出ている。

それを知ってか知らずか、
獅郎は平然としていて…

燐は訳がわからず困ってしまった。

そんな空気が悪い状態で
獅郎は爆弾を落とした。

「実はな…、
二人には許嫁が居るんだ!」

「「はああああああっ!?」」

「許嫁って!嫁だよな!?」
「兄さんに嫁って
どういう事なの!?神父さん!」
「オイッ!雪男!
俺に嫁が居たら可笑しいのか?」
「兄さんは黙ってて!
(サタンの息子に嫁だなんて、
子孫繁栄促して、
それでも聖騎士なんですか!?)」

「落ち着け雪男。
そんなに見つめられたら
父さんは、
恥ずかしいぞお(´ψψ`)

それに、この縁談は
二人にとってよい縁談だぞ〜☆」
飄々として話を進める獅郎に対し
イライラが爆発しそうな雪男。


燐だけは静かにしていた。

雪男に「黙ってて」と
言われたのがショックなのか

只、素直なだけなのか…

1つ言えることは、
弟の雪男が爆発しそうな時

兄である燐は、
いつも様子を伺ってから
行動する……
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