恋しずく
□雇われの身
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あたしは既に持ち場で待機させられていた。
あたしの持ち場は城に入って少し奥に進んだ所。
自分でも良く位置は分からない。
でも絶対に城主があたしを信用していないのは分かる。
女だからだろうけど。
ドーン
『始まった!!』
大砲の音が鳴り響く。
仕事の合図だ。
『さぁー、七人隊。初対面!』
戦の場には不釣合いなほどルンルンの少女。
どこかに出かけるかのようだ。
あ、でも動くなって言われたから・・・
『まっ、いいよね♪ピンチみたいだし!』
羅「キュウン!」
「ぐわぁぁぁ」
「ぎゃぁぁぁ」
「へへへ♪」
すっごい悲鳴・・・。
さすが七人隊。
とか言ってみるけど見た事ないからよく分からない。
色々思っていると・・・
睡「ん〜?女?」
鬼みたいな顔の奴がきた。
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